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芸術文化振興基金

アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く

映画製作 記録映画A

株式会社日本電波ニュース社(東京都港区)
助成額 5,000千円

活動概要

1960年、日本初のテレビ通信社として発足以来、東南アジア各国に支局を開設し、ニュース及びドキュメンタリー番組の配信を国内外のテレビ局に行っている。1980年代より、大型ドキュメンタリー番組の製作を開始した。

今回は、アフガニスタンで活動するNGOペシャワール会現地代表・中村哲医師の活動記録映画の製作を行った。この映画では、中村医師の用水路建設活動に焦点を当て、その結果がもたらす農村の回復までを描き、古典的な命題である“戦争と平和”を省察できるものをめざした。


泥沼の状態を呈するアフガニスタンで27年間に亘って人々を援助し続ける日本人医師中村哲。中村氏は1983年からパキスタン、アフガニスタンの両国で無償医療援助を始めた。
ところが、2000年に顕在化した大干ばつによりその活動の転換を迫られる。
この映画は、中村氏の医師として治療に関わる傍ら、人々の命をつなぐ“水”を確保しようと取り組む活動を記録した。中村氏は、飲料水確保のため1000本以上の井戸を掘り、2003年には全長26キロにも及ぶ灌漑用水路の建設に着手したのである。医療だけでは救うことができない多くの命を前にして、医師である前に、人としてとにかく行動を起こそうとする中村医師。そこには、生命を見つめる彼の真摯な覚悟が見て取れる。


資金も道具も限られていた江戸時代の治水技術を取り入れ、土木工事に挑んだ結果、農地に水を取り戻すことに成功した。人智を超えた厳しい自然を前に、人は何に重きを置いてその恵みを得、糧とすべきかという現代的問いかけに、中村医師とアフガン農民が到達した一つの答えを人々へ伝える機会となった。


マルワリード用水路
マルワリード用水路

中村哲医師
中村哲医師

助成を受けて

この映画は、江戸時代の工法による用水路の建設という、一般人には理解しにくいテーマを取り扱っている。多くの人の理解と共感を得るためには、分かりやすいCGによる表現を採用することが不可欠だと考えていた。助成を受けたことで、それが実現できたことや作曲などの演出手法も可能になった。


〒106-0047
東京都港区南麻布1-5-10 小池ビル3F
株式会社日本電波ニュース社
Tel:03-5765-6810
E-mail:JDUO5651@nifty.com
URL:http://www.ndn-news.co.jp



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