日本芸術文化振興会トップページ  > 芸術文化振興基金  > 芸術文化振興基金について  > 助成事業事例  > 石川県の茅葺き技術継承にむけた公開講座

芸術文化振興基金

石川県の茅葺き技術継承にむけた公開講座

伝統工芸技術・文化財保存技術の保存伝承等活動

石川県茅葺き文化研究会(石川県金沢市)
助成額 1,000千円

活動概要

平成17年、石川県における茅葺き文化の保存継承活動を行うべく、特定非営利活動法人を設立。
茅葺き技術の学習と体験を通して、茅葺き民家への理解と関心を高め、後継者の必要性を広く県内外の若者に呼び掛ける活動等を実施。現存する茅葺き民家や、文化財指定の茅葺き建造物の保存・修復への一助とし、文化的景観の保全活動を行っている。


第1回を6月25日に、金沢湯涌江戸村の茅葺き農家旧野本家で開催。京都美山の茅葺き師塩沢実氏からの活動報告に続き、(独)森林総合研究所関西支局主任研究員の奥敬一氏から、笹葺き屋根調査と景観保全の講義。そして、金沢工業大学教授中森氏の司会で行われたフォーラムでは、(社)日本茅葺き文化協会の上野理事による茅材断熱の取り組み報告、早稲田大学生の茅不燃化研究報告など、新しい茅文化の切り口が示された。


第2回の7月30日は、輪島市三井町の旧福島邸において、輪島市の建築家高木氏の奥能登の現状報告、山浦氏の三井の茅葺き住まいの知恵。続いてのフォーラムでは、滋賀県立大学、早稲田大学などの活動報告、文化財としての茅葺きと茅刈り活動などについて話し合った。
翌31日、美山の塩沢氏、飛騨の杉山氏の茅葺き指導の下、滋賀県立・早稲田・金沢・金沢工業の各大学、石川高専生、一般市民などの参加者により、旧福島邸の軒部分を補修体験。地元の茅葺き師も手伝って、前屋根で差し茅による実習を行い、輪島の技術を紹介した。


この活動は、NHKテレビのニュースでも大きく報道され、県内に周知された。また全国から茅葺きに関心のある大学生が集まり、交流が生まれ、大学生によるネットワークづくりが図られ、茅文化を通した茅資材保存保全と茅葺き技術継承の大切さが、地元民にも認識された。

差し茅による実習
差し茅による実習

フォーラム
フォーラム

助成を受けて

公開講座が助成事業になったことで、活動の信頼性が高まり、国内のみならず海外からの参加もあった。そのことがさらに、活動を行っている我々自身に、能登の世界農業遺産認定を背景とする茅葺き民家が国際的にも、観光に寄与できるものであることを、再認識させた。

〒920-0861
石川県金沢市三社町1-16
特定非営利活動法人 石川県茅葺き文化研究会
Tel:090-8967-8022
E-mail::kayabunken@m2.spacelan.ne.jp
URL:
http://www2.spacelan.ne.jp/~kayabunken/



その他の事例を探す

  • 舞台芸術等の創造普及活動
  • トップレベルの舞台芸術創造活動
  • 国内映画祭の活動
  • 映画製作への支援
  • 地域の文化振興等の活動
  • 基金部トップページへ
助成へ応募される方はこちら