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芸術文化振興基金

出羽三山と山伏-はるかなる神々の山をめざして-

地域文化施設公演・展示活動(美術館等展示活動)

千葉県立中央博物館(千葉県千葉市)
助成額 1,600千円

活動概要

平成元年設置。平成20年に開館20周年を迎えた。
自然誌及び人文からなる総合博物館で、自然と歴史に関わる資料・情報を収集・蓄積するとともに、基礎的・国際的な視野に立って研究を行ってきた。常設展では、房総の自然と歴史に関わる多岐にわたる展示を、企画展では自然誌・生態環境・歴史の各分野において、オリジナルでトピック性の高いテーマや、研究員の専門性に根ざした展示を行っている。


今回は出羽三山信仰と、それをとりまく山伏の活動を中心にした展覧会である。
出羽三山の信仰とは、現在の山形県庄内地域の出羽三山、羽黒山、月山、湯殿山、を中心とする修験道で、出羽修験と呼ばれ、現在でも修験の山として健在である。房総(千葉県)では近世から現在に至るまで、出羽三山の信仰がことのほか盛んである。


「出羽三山の宇宙」と題した記念講演会や、「出羽三山と房総をつなぐもの」の映像シンポジウム、「行者の装束を着てみよう」「螺貝(ほらがい)を吹いてみよう」の体験イベントなど、多角的視点からのアプローチを行った。
展示資料は修験の山「出羽三山」に関わる仏像や錦絵など実物85点、写真・地図など33点にも及んだ。展示品の解説や房総と出羽三山信仰、羽黒修験(出羽三山の修験)の紹介は、房総の出羽三山の信者や、首都圏在住の羽黒山伏の方の協力で実現した。


この展示は、県内各地に残る出羽三山碑について、千葉県に新たに移住してきた人々の理解を深める一助になった。さらに、高齢化が進んでいる房総出羽三山講では、この活動がきっかけとなり新たな活動に取り込むところも出てきた。
また、「山伏」のキーワードに、興味を持った若者も多く訪れてくれた。

シンポジウム「房総と出羽三山をむすぶもの」
シンポジウム
「房総と出羽三山をむすぶもの」

>「房総の梵天大集合」の展示風景 房総の出羽三山の信者や、首都圏在住の羽黒山伏の方が解説をしてくださっている
「房総の梵天大集合」の展示風景>
房総の出羽三山の信者や、首都圏在住の
羽黒山伏の方が解説をしてくださっている。

助成を受けて

写真の使用料をはじめ、借用資料の運搬費、シンポジウムや体験イベントにおける謝金などを助成金で賄うことができ、助成を受けたことで、企画展自体を大きくふくらませることができた。
とりわけ本助成金が活用された記録映画の上映や、シンポジウム・講演会においては、当館の人文系の企画展としては、かつてないほどの参加者数で、定員200名のところ1割以上の増となる230名を記録した。

〒260-8682
千葉県千葉市中央区青葉町955-2
千葉県立中央博物館
Tel:043-265-3111
E-mail:-
URL:http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/



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