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芸術文化振興基金

伶楽舎雅楽コンサートno.26

舞台芸術等の創造普及活動 伝統芸能の公開活動

伶楽舎
助成金額 900千円

活動概要

 伶楽舎は、雅楽の合奏・研究を目的に昭和60年に発足した。現行の雅楽の古典曲の演奏のほか、廃絶曲の復曲や正倉院楽器の復元演奏、現代作品の演奏にも積極的に取り組んでいる。

 平成24年度助成対象活動として採択された活動「伶楽舎雅楽コンサートno.26」は、平成24年12月27日、四谷区民ホールで行われた。サブタイトルを『天の音楽 世間の楽 ~源博雅をめぐって~』とし、平安時代中期の貴族で、『新撰楽譜』を撰したことでも有名な笛・篳篥の名手 源博雅に焦点をあてた。雅楽の歴史や時代背景を分かりやすく解説しながら、楽聖・源博雅が生まれた時に天から響いたという音楽を再現すべく試み、周辺の雅楽の演奏を聴いていただく構成であった。「人類の進歩と調和」に抗議し、瞬間瞬間に爆発するその生き方から、前衛絵画作家として、その奇抜な言動やユニークな存在のみで語られていた岡本太郎。
 演奏曲も、博雅の作曲とされ現在も演奏される機会の多い曲目「長慶子(ちょうげいし)」、大曲「萬秋楽(まんじゅうらく)」を題材とした二管の龍笛のための「朱雀門梁震(すざくもんりょうしん)」(芝祐靖構成、初演)、「皇麞(おうじょう)」より、さらに増本伎共子氏に作曲を委嘱した「博雅の生まれた日に……」(初演)と多彩な内容で構成した。
 ゲスト解説の古典文学研究家石田百合子氏が、『古今著聞集』(鎌倉時代編纂)をはじめとする文献など博雅に関する逸話を紹介。雅楽師としての博雅、また、平安時代の雅楽について考察し、多面的に雅楽を伝えることができた。

 音楽監督・監修者・解説者・作曲者らによる綿密な打ち合わせにより、演奏会のテーマ、曲目構成面でも充実した内容になった。また、演奏面において、合奏だけでなく、ソロ作品の演奏者の演奏技量も高い評価が得られた。

伶楽舎_芝祐靖の演奏
伶楽舎_芝祐靖の演奏

増本伎共子作曲「博雅の生まれた日に‥‥」
増本伎共子作曲「博雅の生まれた日に‥‥」

 



助成を受けて

 助成を受けて、メンバー全員に芸術活動を通して社会に貢献するという高い意識が芽生え、演奏の質に対する責任や向上心もさらに強まり、質の高い演奏会を開催させることができた。また、新曲の委嘱初演に関して、助成は何より強い後押しとなり、意欲的な活動に取り組みやすくなった。



〒160-0012
東京都新宿区南元町19-2 千日谷会堂内
一般社団法人伶楽舎
Tel:03-5269-2011
URL:http://reigakusha.com



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