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芸術文化振興基金

第37回わたぼうし音楽祭

地域の文化振興等の活動 アマチュア等の文化団体活動

奈良たんぽぽの会
助成金額  2,000千円

活動概要

 奈良たんぽぽの会は、昭和48年「たんぽぽの会」として発足し、障害のある人たちの芸術文化活動などの創造的活動を支援し、ともに生きる社会の実現をめざして活動を続けている。「わたぼうし音楽祭」は、昭和51年から開催しており、平成24年で37回を数えた。この音楽祭の当初の目的は障害者理解であったが、全国の障害のある人から寄せられた詩をメロディにのせ生命の尊さや人間の素晴らしさを歌う活動を続けるうちに、作品には大切なものを忘れがちな社会へのメッセージがあふれていることに思い至るようになった。こうして私たちの活動は、「福祉」という視点から、「芸術」「文化」さらには「人権」「平和」へと拡がっていった。

 平成24年度助成対象活動として採択された第37回わたぼうし音楽祭は、7月29日奈良県文化会館国際ホールにおいて開催され、全国の障害のある人から作詩の部約500点、作詩作曲の部約300点が寄せられた。その中から8点の入選作品が選ばれ、わたぼうし大賞、文部科学大臣賞、奈良県知事賞、奈良市長賞などの表彰を受けた。
 また、中国から「上海市障害者芸術団」25名を特別ゲストに迎え、障害のある人の舞台芸術活動を通した可能性を紹介したほか、アメリカからは片手で演奏できるサックスを開発・演奏しているデビット・ナブさんをゲストに迎え演奏も披露していただき、国際色も豊かなステージとなった。
 今回の活動には、ボランティア出演者30名、公募による出演者55名、アマチュアの客演者52名を含む総数約160名が参加し、観客数は約1,200名であった。

 誰もが人間らしく生きられる社会とは、障害のあるなしや、どこに住んでいるかにかかわらず、世界中の人の普遍の願いである。私たちは、わたぼうし音楽祭の活動を通して今後も社会に新しい価値を提案し続けていく。
 ※「作詩」の「詩」は、「言」を司どる「詞」でなく、「言」を光り輝かせる「詩」(サンスクリット語で「寺」は光り輝くもの)というところにこだわり使用しています。

わたぼうし音楽祭エンディングの様子
わたぼうし音楽祭エンディングの様子
撮影:保坂高明

特別ゲスト 上海市障害者芸術団
特別ゲスト 上海市障害者芸術団
撮影:保坂高明

 



助成を受けて

 社会から「障害者音楽祭」というレッテルを貼られ、単に障害者への福祉だけという狭い視点で見られがちであったが、助成を受けられたことで「芸術」、「文化」の視点が加えられ、さらには「人権」、「平和」へと視野が拡がり社会的に大きな評価をいただいた。また、日本のみならず海外の障害のある人たちの芸術文化活動も発展し、社会参加を果たすようになってきており「WATABOSHI」は世界の合言葉となっている。

〒630-8044
奈良県奈良市六条西3-25-4
奈良たんぽぽの会
Tel:0742-43-7055
URL: http://popo.or.jp



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