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芸術文化振興基金

赤瓦と煙出しの里 加賀東谷重要伝統的建造物群保存地区の保存啓発活動

地域の文化振興等の活動 歴史的集落・町並み、文化的景観保存活用活動

加賀市
助成金額  200千円

活動概要

 加賀市は、平成17年度に加賀市伝統的建造物群保存地区保存条例を制定、平成22年度には「加賀市歴史文化基本構想」を策定し、地域住民とともに、地域の歴史や文化を活かした地域づくり活動に取り組んできた。
 平成23年11月に重要伝統的建造物群保存地区に選定された加賀東谷地区は、荒谷・今立・大土・杉水の4つの集落で構成される。藩政期より製炭業で栄え、明治前期から昭和30年代までに建てられた赤瓦に煙出しを備えた主屋が周辺の田畑や豊かな自然環境とともに残り、山林に包まれた静かで美しい山村の風景を保っている。


 

 地区の保存と活性化のために平成23年度より実施してきた「地域づくりワークショップ」を平成24年度も引き続き開催したのに加え、新たに、地区に残された民具の調査を行い、その成果を活かした一層の山村振興を図ることを試みた。
 活動のひとつとして、平成25年3月30日保存地区の拠点施設である山中温泉ひがしたに地区保存会事務所において、地域住民・地区保存会をはじめ、金沢工業大学や県内重要伝統的建造物群保存地区(加賀橋立、白山市白峰)の協力を得、地区内の伝統的建造物や周辺環境等の資源を活かした地域づくりを考えるワークショップを開催した。「重伝建地区の“みやげもの”を考える」と題したワークショップでは、日頃販売している“みやげもの”を持ち寄ってプレゼンテーションや品評会も行い、各保存地区の住民や一般参加者の活発な意見が交わされた。

 また、郷土民俗の専門家や地域住民の協力を得て、かつて日常生活に使用してきた道具とその使用法などを、保存地区4町のうち大土町に焦点を当て15回の調査活動を行った。聞き取り等の調査成果は民具ごとの個票にまとめ活用している。この民具調査を行ったことにより、伝統的な建物や景観の保存のみならず、そこで使われた生活用具と、それにまつわる思い出を一緒に保存・活用することが可能となった。
 さらにより広い情報発信を図るため、保存地区の英語版パンフレットも作成した。

地域づくりワークショップ(重伝建地区の“みやげもの”を考える)
地域づくりワークショップ
(重伝建地区の“みやげもの”を考える)

加賀東谷(大土町)の棚田と民家
加賀東谷(大土町)の棚田と民家

 



助成を受けて

 加賀東谷での取り組みを紹介するにあたり、本助成を受けているということはPR時の強みとなった。特にワークショップ開催においては、助成のおかげで協力範囲を市外に広げることが可能となった。重要伝統的建造物群保存地区同士の交流範囲が拡大したのみならず、地域住民が他地区と自分の集落を比較検討ができるようになり、郷土に対する誇りや愛着が高まり、地域づくり活動を継続することの大切さを認識することにもつながった。

〒922-8622
石川県加賀市大聖寺南町ニ41
加賀市
Tel:0761-72-1111(代表)
URL: http://www.city.kaga.ishikawa.jp/



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