助成を受けて
助成を受けることで、金銭的な援助はもちろん大きな支えとなっているが、それ以上に、我々の活動の意義、芸術的内容を認めていただけたことで、メンバー全員が高いモチベーションを維持し続けることができた。
また、定期賛助会員、新作委嘱活動支持会員など、ヴォクスマーナの活動の意義、芸術的内容に対する支持者も増えつつある。
ヴォクスマーナ
Tel:070-5079-4462
日本芸術文化振興会トップページ > 芸術文化振興基金 > ヴォクスマーナ第27回~28回定期演奏会
ヴォクスマーナ
助成金額 700千円
ヴォクスマーナは、平成8年東京芸術大学声楽科有志で設立した一人一パート編成による声楽アンサンブルで、年間2回の定期演奏会を開催している。20世紀以降の現代作品をレパートリーの中心に据えて活動しており、第5回定期演奏会からは、同世代の若手作曲家を中心に新作の委嘱を行い、新たなレパートリーの創造と確立を目指している。
平成24年度の助成対象活動として採択された活動は、東京文化会館小ホールで開催した平成24年9月5日の第27回と平成25年3月24日の第28回の年2回の定期演奏会である。この2回の演奏会のために、日本を代表する若手からベテランまで4人の作曲家に新曲の委嘱を行った。今回の委嘱作品もまた、人間の声を使った先進的な作品の誕生となり、現代音楽の可能性をさらに引き出すものとなり演奏会を大いに盛り上げた。
第27回定期演奏会は、湯浅譲二の『プロジェクション-人間の声のための』(2009委嘱作品)の再演、中谷通『12_1/64_1』(2012委嘱作品)の初演、山根明季子『水玉コレクションNo.15』(2012委嘱作品)初演、鈴木治行『Ups and Downs』(2010委嘱作品)の再演という構成である。
第28回定期演奏会は、再演の渡辺俊哉『晩秋に』(2009委嘱作品)、伊藤弘之『揺らぐ風を織る』(2010委嘱作品)、初演の小出稚子『春宵感懐』(2013委嘱作品)、福井とも子『Let’s Dance』(2013委嘱作品)の構成である。
12人のヴォクスマーナと指揮者西川竜太という強い個性が、作曲家たちと作品を作り上げていく演奏会であった。
観客数も、回を重ねるごとに順調に増加してきている。。
ヴォクスマーナ公演
助成を受けることで、金銭的な援助はもちろん大きな支えとなっているが、それ以上に、我々の活動の意義、芸術的内容を認めていただけたことで、メンバー全員が高いモチベーションを維持し続けることができた。
また、定期賛助会員、新作委嘱活動支持会員など、ヴォクスマーナの活動の意義、芸術的内容に対する支持者も増えつつある。
ヴォクスマーナ
Tel:070-5079-4462