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芸術文化振興基金

奇跡のリンゴ

映画製作への支援 劇映画

東宝株式会社
助成金額  20,000千円

活動概要

 平成18年、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介され、大反響をよんだ実在のリンゴ農家・木村秋則さんが、絶対不可能と言われたリンゴの無農薬栽培に挑み奇跡を起こすまでの足かけ11年を映画化した。
 原作は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の制作班が監修し、石川拓治氏が執筆した『奇跡のリンゴ「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』(幻冬舎文庫)である。脚本は、吉田実似と中村義洋監督の共同執筆、音楽は久石譲が担当した。
 主人公の木村さんを阿部サダヲ、その妻を菅野美穂、友人を池内博之、木村さんの両親を伊武雅刀と原田美枝子、妻の父を山﨑努が演じ、撮影は全編オール弘前ロケによる2時間9分の作品である。

 日本最大のリンゴ畑が広がる青森県中津軽郡、岩木山の麓のリンゴ農家の木村さんは、リンゴの生産に不可欠な農薬が、妻美栄子さんの体を蝕んでいることを知る。そこで、絶対不可能、”神の領域”と言われていた「リンゴの無農薬栽培」に挑む決意をする。1年間に十数回にも及ぶ農薬散布を行ってさえも困難なリンゴ栽培を、農薬なしに成し遂げようというのは、親兄弟、友人、周囲の誰が見ても狂気の沙汰であった。孤立無援の状態の中、家族だけは、そんな彼を応援し続ける。
 私財を投げ打ち、数えきれない失敗を重ね、10年にわたり挑戦を続けるが、無農薬のリンゴが実ることはなかった。周囲からは白い目で見られ、家族は十分な食事もとれないほどの貧困に打ちひしがれるが、周囲の人々の圧力に屈せず、自殺に追い込まれながらも踏み止まり、ついに常識を覆す真実を発見し、奇跡を起こした。

 この映画は、ひたすらに“一つのもの”を信じて進み続ける生き方、人との絆、家族愛など様々な切り口で、東日本大震災を経験した日本人に、人が生きることの原点を訴えかけた作品となっている。

「奇跡のリンゴ」撮影風景©2013「奇跡のリンゴ」製作委員会
「奇跡のリンゴ」撮影風景
©2013「奇跡のリンゴ」製作委員会

「奇跡のリンゴ」撮影風景©2013「奇跡のリンゴ」製作委員会
「奇跡のリンゴ」撮影風景
©2013「奇跡のリンゴ」製作委員会

 



助成を受けて

 文化芸術振興費補助金の助成を受けられたことで、映画に対する社会的な声望や信頼を得ただけではなく、効果的な宣伝展開を行うことができた。困難にめげず、家族に支えられて、目標に向かっていく主人公の姿を通し、あきらめないことの大切さと家族愛の素晴らしさを訴えかける映画を完成することができた。

〒100-0006
東京都千代田区有楽町1-2-2
東宝株式会社
Tel:03-3591-7521
URL: http://www.toho.co.jp/



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