歌舞伎公演ニュース

2020年1月30日

【3月歌舞伎】

扮装写真を公開!
尾上菊之助が挑む“三役完演”
『通し狂言 義経千本桜』

 3月歌舞伎公演は、昨年に続く小劇場での公演で、義太夫狂言の名作『義経千本桜』を、当劇場では19年ぶりの通し上演でご覧いただきます。演者の熱気が身近に感じられる濃密な空間で、春を彩る華やかな舞台が繰り広げられます。
 尾上菊之助が、以前に手掛けた佐藤忠信(さとうただのぶ)・源九郎狐(げんくろうぎつね)と平知盛(たいらのとももり)に、初役のいがみの権太(ごんた)を加え、主人公の“三役完演”に挑みます。扮装写真とともに各プログラムをご紹介します。

 [目次]
 【Aプロ】二段目(鳥居前・渡海屋・大物浦)
 【Bプロ】三段目(椎の木・小金吾討死・鮓屋)
 【Cプロ】四段目(道行初音旅・河連法眼館)

◆◆◆

【Aプロ】二段目 鳥居前・渡海屋・大物浦 目次へ戻る

 都落ちする源義経の前に、家臣の佐藤忠信が到着。義経は、後白河法皇から賜った〈初音の鼓(はつねのつづみ)〉を静御前(しずかごぜん)に渡し、忠信に守護を命じます。


佐藤忠信実ハ源九郎狐(尾上菊之助)
©松竹株式会社

 静御前を捕らえようとする鎌倉方との立廻りは、荒事の手法を用い、迫力に溢れています!

◆◆◆

 壇の浦の合戦後、船宿の主人・渡海屋銀平(とかいやぎんぺい)に姿を変え、幼い安徳帝を乳人の典侍の局(すけのつぼね)と共に守護する平知盛は、義経に海上で戦いを挑みます。


渡海屋銀平実ハ新中納言知盛
(尾上菊之助)

 幕切れで巨大な碇を担ぎ上げる最期は圧巻です!
 今回、尾上丑之助が銀平娘お安実ハ安徳帝を勤めます。親子共演にもご期待ください!

◆◆◆

【Bプロ】三段目 椎の木・小金吾討死・鮓屋 目次へ戻る

 いがみの権太は、父の弥左衛門(やざえもん)が平維盛(これもり)を匿うと知り、自分の妻子を維盛の妻子の身替りに仕立て、維盛の偽首と併せて源氏方に渡します。弥左衛門は、本物の維盛一家を引き渡したと誤解して権太を手に掛けますが、そこで権太は初めて、身替りの真相を明かします。


いがみの権太(尾上菊之助)

 小悪党ながらも愛嬌を感じさせる人間味溢れる役です。菊之助が初役で勤める権太にご期待ください!

◆◆◆

【Cプロ】四段目 道行初音旅・河連法眼館 目次へ戻る

 吉野に落ち延びた義経を訪ねる静御前。その道中に同行した忠信の正体は、狐(源九郎狐)であると判明します。親狐の皮が張られた〈初音の鼓〉を慕う狐の様子に、義経は心を打たれ、狐に鼓を与えます。


源九郎狐(尾上菊之助)
©松竹株式会社

 親を想う健気さや忠義を尽くす誠実さなど、魅力溢れる役どころです!

◆◆◆

 それぞれに味わいの異なる三プログラムです。原作の流れに沿った通し鑑賞はもちろん、義経の流浪を辿るという視点でAプロとCプロを続けて鑑賞するなど、様々なスタイルでお楽しみいただけます。
 複数の異なるプログラムのチケットを購入された場合には、セット割引もございます。
 また、歌舞伎が初めての方でも気軽に楽しめるCプロは午後6時開演で、お勤め帰りなどにご観劇いただけます。
 この春一番の話題を呼ぶ舞台にご期待ください。

【関連トピックス】
尾上菊之助が意気込みを語りました!

親子共演! 尾上丑之助出演決定(『義経千本桜』Aプロ)



 3月歌舞伎公演『通し狂言 義経千本桜』
3月3日(火)~26日(木) ※10日(火)・11日(水)は休演



チケットは2月6日(木) 午前10時予約開始!
国立劇場チケットセンターはこちら ≫