歌舞伎公演ニュース

2021年2月10日

【3月歌舞伎公演】

『時今也桔梗旗揚』

扮装写真を公開!
尾上菊之助の武智光秀

 3月歌舞伎公演は、《歌舞伎名作入門》と冠し、分かりやすい解説付きで歌舞伎の名作の世界へご案内します。
 今回上演する『時今也桔梗旗揚』(ときはいまききょうのはたあげ)の主人公は、昨今話題の戦国武将・明智光秀がモデルとなっています。光秀が主君・織田信長に反旗を翻す「本能寺の変」に至る経緯を描いた作品で、劇中では武智光秀(たけちみつひで)と小田春永(おだはるなが)として登場します。光秀が馬を洗う盥で酒を飲まされることから、通称「馬盥(ばだらい)」の名で知られています。
 このたび、中村吉右衛門の監修のもと、尾上菊之助が光秀に初役で挑みます。ここでは、扮装写真とともに舞台の見どころをご紹介します。

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 主君・小田春永(織田信長)から理不尽な叱責を受けた武智光秀(明智光秀)は、鉄扇で眉間を割られた挙句、謹慎を命じられます。今回は、物語の発端となる「饗応(きょうおう)の場」からの上演により、反逆者に変じる光秀の姿をより一層浮き彫りにします。
 二幕目「本能寺馬盥の場」で、春永に対面を許された光秀は、馬盥で酒を飲むよう強いられます。恥辱に耐えて飲み干した光秀に対し、猜疑心の強い春永はこれ見よがしに理不尽な仕打ちを重ねていきます。辛抱を続けていた光秀も、浪人時代の辛い思い出を満座の中で暴かれると……!?


武智光秀(尾上菊之助)

 主君の横暴ぶりに、怜悧(れいり)な光秀が無念の思いを内攻させて反逆を決意する姿が、写実的な心理描写と様式的な演出で描き出されます。燕手(えんで)の鬘(かつら)に紫紺の衣裳という扮装も、光秀に一層の凄みを加えています。


武智光秀(尾上菊之助)

 大詰「愛宕山(あたごやま)連歌の場」では、死装束に身を改めた光秀が、「時は今 天(あめ)が下(した)知る 皐月(さつき)かな」と辞世の句を詠みます。不気味な空気が漂う中、光秀が取った意外な行動とは……!?
 光秀が三方(さんぼう)を踏み砕いて高笑し、刀を肩に担いでする豪快な見得が、劇的な展開を盛り上げます。

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 現代人の胸にも迫る時代物の傑作をお見逃しなく! 本編に先立ち、「入門 歌舞伎の“明智光秀”」と題して作品の魅力に迫る解説が付きます。初めて歌舞伎をご覧になるお客様から愛好家の方まで、お求めやすい価格でお楽しみいただけます。この春一番の話題を呼ぶ舞台にご期待ください。

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舞台写真を公開しました!

尾上菊之助が意気込みを語りました!




3月歌舞伎公演『時今也桔梗旗揚』
3月4日(木)~27日(土)
※10日(水)・11日(木)・19日(金)は休演



チケットは2月13日(土)午前10時発売!
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