歌舞伎公演ニュース

2019年12月11日

【12月歌舞伎】

チャップリンの四男・ユージーン氏と
松本幸四郎の対面が実現!

 本日、チャールズ・チャップリンの四男・ユージーン氏が来場し、12月歌舞伎公演を観劇されました。チャップリンの映画『街の灯』を翻案した『蝙蝠の安さん』終演後、ユージーン氏と松本幸四郎の対面が実現しました。



ユージーン「おめでとうございます。本当に素晴らしかったです。とても心に触れる舞台でした!」

幸四郎「このような日が来ることは、夢のまた夢でした。こうして演じられるのは幸せの限りです。いざ演じる側に立ってみると、いかに『街の灯』という作品が素晴らしいか、いかにチャップリンが素晴らしいか、を感じています。」

ユージーン「映画を日本の芸能である歌舞伎に移し替えつつも、完全にフィットしていたことに驚いています!」

幸四郎「今日、改めて感じたのですが、外国の作品を歌舞伎にしたという感覚が全くないな、と。」

ユージーン「最初、観る前は少し心配していました。というのは、『街の灯』はサイレント映画ですが、今回の舞台では喋るということで。ところが、実際に観てみたら本当に素敵な舞台でした。」

幸四郎「逆に私は期待していたことがあって、原作がサイレント映画なので、セリフを覚える苦労がなくてよいのかな、と。しかし、台本を見たらセリフがたくさんあったので、不安になりました(笑)」


ユージーン・チャップリン氏と松本幸四郎(蝙蝠の安さん)

☆今回の舞台で印象的だったシーンについて

ユージーン「私はもともと舞台監督として自分の仕事のキャリアを始めましたので、生涯を通じて、立派なセットを創るのが夢でした。ですから、ある意味ではこの歌舞伎を観て、自分の夢が果たされたような気がしました。特にシーンからシーンへの移り変わりが美しくて感動的でした。そして、酔っ払いのお金持ちが川へ身投げしようとするシーンを歌舞伎の舞台でどう表現するのか、不思議に思っていました。そのシーンが本当に美しく表現されていて、そこにも感銘を受けました。」

☆世界で初めて映画『街の灯』の舞台化を許可した理由

ユージーン「私の父は歌舞伎が大好きでした。『街の灯』を歌舞伎化するプロジェクトを聞いた時、それはぜひやろうということになりました。それは私の父の精神を現代に伝えることになるからです。今回観劇して、“チャップリン”というものが、異文化に移し替えられて、生きた存在になりうることが分かりました。幸四郎さんは、日本のテイストを加えてくれました。それでいてチャップリンの精神をずっと保ち続けています。」

幸四郎「本当にありがたいです。私自身、チャップリンの映画作品は子供の頃から見ていました。それを自分が演じることができればと願ってきましたので、光栄です。」

ユージーン「チャップリンの役を演じるのは、とても勇気のあることだったと思います。」

☆30年越しの夢を実現しての手ごたえ

幸四郎「『街の灯』はとても奥の深い作品です。歌舞伎の場合はこういうキャラクターで白塗りはほぼないのですが、この衣裳とともにチャップリンの世界観を表しています。創っていく上で、チャップリンのエッセンス、こだわりをこの作品に注ぎ込めればと思っています。『蝙蝠の安さん』が今後も多く上演される歌舞伎作品となることを願っています。」

ユージーン「私も再演を期待しています。ぜひヨーロッパでも!」



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映画『街の灯』より




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Produced in cooperation with the Chaplin Society of Japan.
(『蝙蝠の安さん』協力=日本チャップリン協会)


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↓12月歌舞伎公演は26日(木)まで↓







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