歌舞伎公演ニュース

2018年9月22日

【11月歌舞伎】本日は豊川稲荷東京別院で大岡祭!
公演の成功祈願を行います!

 八代将軍徳川吉宗の治世に江戸南町奉行を勤め、名奉行として評判の高かった大岡越前守忠相。庶民の人気を背景に、大岡が優れた裁定で様々な難事件を解決する物語「大岡政談」が創作され、颯爽とした名裁きを下す大岡越前守の姿が描かれました。
 将軍のご落胤を騙った一味が起こした実在の事件「天一坊事件」。その後「大岡政談」として脚色され、それを基に河竹黙阿弥が書き下ろしたのが『扇音々大岡政談』です。明治150年に当たる今年、11月歌舞伎公演は、明治8年(1875)に初演された本作の台本を新たに補綴し、『名高大岡越前裁(なもたかしおおおかさばき)』と題し、稀代の悪計を暴く大岡の苦心に重点を置いた場面構成で、通し狂言として上演します。

◆◆◆

 大岡越前守にゆかりの深い地に豊川稲荷東京別院があります。大岡が守護神として信仰していた豊川稲荷(愛知県豊川市の曹洞宗の寺院)の分霊が祀られています。大岡の没後135年の明治20年(1887)に赤坂一ツ木の大岡邸から現在の地に本尊が移転遷座され、豊川稲荷(豊川閣妙厳寺)の直轄の別院となりました。境内には大岡の位牌を祀る御廟もあります。


豊川稲荷東京別院

 例年9月22日には「大岡祭」が開催されています。大岡越前守を偲び、現在も多くの参拝客が訪れます。当日は午前11時から大岡廟前で読経が行われます。


大岡廟



大岡越前守 心願目安箱

 この日の大岡祭に因み、午後2時から11月歌舞伎公演『名高大岡越前裁』で大岡越前守忠相を勤める中村梅玉を筆頭に、山内伊賀亮を勤める坂東彌十郎、法沢後ニ天一坊を勤める市川右團次が成功祈願を行います。また、大岡祭にはくろごちゃんも登場します。


◆◆◆

 ゆかりの地を訪れ、作品の題材となった人物に思いをめぐらせるのも楽しみ方の一つと言えるでしょう。ぜひこの機会に豊川稲荷東京別院にお越しください!

《豊川稲荷東京別院ホームページはこちら》



 11月歌舞伎公演『名高大岡越前裁』は11月3日(土・祝)~26日(月)。チケットは10月6日(土)予約開始です。

《公演の詳細はこちら》