歌舞伎公演ニュース

2022年11月11日

初代国立劇場さよなら公演

【11月歌舞伎公演】

太鼓もコラボ!

“歌舞伎&落語 コラボ忠臣蔵”25日まで

 11月歌舞伎公演は、“歌舞伎&落語 コラボ忠臣蔵”と題した特別企画で、歌舞伎と落語が一つの公演の中で競演する史上初の試みです。今回の公演では、開演前の音楽(太鼓)においてもコラボが実現しました。

 通常の歌舞伎公演では、開演30分前に「着到(ちゃくとう)」と呼ばれる音楽が鳴物方により演奏されます。一方、落語の寄席では、開場時に「一番太鼓」、開演前に「二番太鼓」と呼ばれる太鼓が前座により演奏されます。(⇒寄席囃子の詳細はこちら


下手(舞台向かって左)にある、
簾(すだれ)が掛かった
黒御簾(くろみす)という小部屋

 今回の公演では、まず、開演30分前に落語の前座が「一番太鼓」を演奏します。次に、開演5分前に歌舞伎鳴物方が「着到」を演奏します。歌舞伎の鳴物と寄席の太鼓がコラボする唯一無二の機会を、ぜひお聴き逃しなく!


開演30分前、
落語の前座が「一番太鼓」を演奏する様子。
太鼓のコラボも必聴です!

◆◆◆

 史上初となる歌舞伎と落語のコラボ上演が話題を呼んでいる今月の舞台。
 公演の前半で落語『殿中でござる』『中村仲蔵』の二席をお聴きいただいた後、仲蔵の工夫によって完成した歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』五段目と、名場面として人気の六段目をご堪能いただく趣向です。

 なお、お勤め帰りにおすすめの夜公演(18・24日の午後6:30開演)は、“コラボ忠臣蔵☆エッセンス☆”と題し、歌舞伎の「忠臣蔵」五段目の舞台装置を背景に落語『中村仲蔵』をお聴きいただいた後、そのまま休憩をはさまず二つ玉の場の芝居が始まるという、よりコラボレーション感を強く感じていただける公演です。


\夜公演限定販売!/
「コラボ忠臣蔵☆エッセンス☆」
別冊プログラム

 また、【夜公演限定販売】別冊プログラムは、表紙に初代中村仲蔵の錦絵を使用し、出演者グラビア写真も掲載した特別仕様で、エッセンスの詰まった夜公演ならではの魅力です。(【コラボ忠臣蔵☆エッセンス☆】別冊プログラムの詳細はこちら
 芸術の秋、歌舞伎と落語の競演で、「忠臣蔵」の魅力を心ゆくまでご堪能ください!



〈歌舞伎〉の中村芝翫と
〈落語〉の春風亭小朝が
「忠臣蔵」で夢の競演中!

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