国立劇場 令和2年3月歌舞伎公演【小劇場】3月3日[火]~26日[木]

通し狂言 義経千本桜

【Aプロ】二段目 伏見稲荷鳥居前の場 渡海屋の場 大物浦の場|【Bプロ】三段目 下市村椎の木の場 下市村竹藪小金吾討死の場 下市村釣瓶鮓屋の場|【Cプロ】四段目 清元連中 竹本連中 道行初音旅 河連法眼館の場

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HIGHLIGHTS & STORY

名作の醍醐味を楽しめる画期的な通し上演!菊之助が挑む忠信・知盛・権太の“三役完演”!
  • 見どころ
  • あらすじ

CAST

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SCHEDULE

令和2年 3月3日[火]~26日[木]※10日(火)・11日(水)は休演

【Aプロ】二段目 伏見稲荷鳥居前の場 渡海屋の場 大物浦の場|【Bプロ】三段目 下市村椎の木の場 下市村竹藪小金吾討死の場 下市村釣瓶鮓屋の場|【Cプロ】四段目 清元連中 竹本連中 道行初音旅 河連法眼館の場[予定上演時間]Aプロ:約3時間30分 Bプロ:約3時間30分 Cプロ:約2時間45分 ※開場時間は開演30分前の予定です。

国立劇場託児室

  • ・月・水・土・日・祝日に開設。
    事前のご予約をお願いいたします
    (定員になり次第、締め切らせていただきます)
  • ・料金: 0~1歳2,000円/2~12歳1,000円
  • ・受付時間: 平日午前10時~12時/午後1時~5時
  • ・ご予約・お問い合わせ: 0120-788-222 
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国立劇場 令和2年3月歌舞伎公演【小劇場】 通し狂言 義経千本桜

当劇場では19年ぶりの通し上演でご覧いただく義太夫狂言の名作『義経千本桜』。

尾上菊之助が、以前に手掛けた佐藤忠信(さとうただのぶ)・源九郎狐(げんくろうぎつね)と平知盛(たいらのとももり)に、初役のいがみの権太(ごんた)を加え、主人公の“三役完演”に挑みます。周囲にも充実の顔ぶれが揃いました。また、Aプロには尾上丑之助も出演し、親子共演が実現します。

この春一番の話題を呼ぶ舞台をお見逃しなく!

【様々な鑑賞スタイルで
味わえる3プログラム】
今回は、物語の中心となる場面をA・B・Cの3つのプログラムに分けて上演します。
原作の流れに沿った通し鑑賞はもちろん、義経の流浪を辿るという視点でA・Cを続けて鑑賞することもできます。お好みのスタイルで、名作の醍醐味をお楽しみください。

見どころ

【Aプロ】二段目(鳥居前・渡海屋・大物浦)

勇猛な狐忠信、決死の知盛

「鳥居前」では、源義経(みなもとのよしつね)の家臣・佐藤忠信に化けた源九郎狐が、静御前(しずかごぜん)を捕らえようとする鎌倉方と華麗な立廻りを繰り広げます。荒事の豪快な演技を見せた後、「狐六方(きつねろっぽう)」で花道を引っ込みます。

佐藤忠信   源九郎狐(尾上菊之助)©松竹株式会社

「渡海屋」の前半、船問屋の主人・銀平(ぎんぺい)に変装した知盛は、颯爽とした男気溢れる性格を漂わせます。対照的に、自らの正体を顕す後半は、重厚で風格のある白糸縅(しらいとおどし)の鎧姿で登場します。

「大物浦」では、深手を追いながらも平家の無念を晴らそうとする知盛の鬼気迫る演技に舞台から目が離せません。幕切れで体に巻き付けた大碇(いかり)と共に海へと消える悲壮な最期は圧巻です!

新中納言知盛(尾上菊之助)

平成27年(2015)7月当劇場で、中村吉右衛門の監修のもと、初役で勤めた知盛に菊之助が再び挑みます。また、襲名後初めて当劇場に出演する尾上丑之助が銀平娘お安 安徳帝を勤めます。親子共演にもご注目ください!

【Bプロ】三段目(椎の木・小金吾討死・鮓屋)

いなせで愛嬌のある無頼漢・
いがみの権太

「椎の木」では、いがみの権太が、主君・平維盛(たいらのこれもり)を探す小金吾(こきんご)たちにゆすりを働く小悪党ぶりを見せるものの、ふとのぞかせる妻子への情愛に、どこか憎み切れない愛嬌を感じさせます。

「鮓屋」で手負いの権太が本心を述懐する場面では、登場人物の思惑が次々と明らかになり、権太の葛藤や合戦に巻き込まれた家族の悲劇が浮き彫りになります。親にも疎まれた権太が最期に見せる誠意は、胸に迫ります。

いがみの権太(尾上菊之助)

江戸前の洗練された演出が、五代目、六代目、そして当代の尾上菊五郎を経て、今回、菊之助に継承されます。初役の権太にどうぞご期待ください!

【Cプロ】四段目(道行初音旅・河連法眼館)

親想いの源九郎狐

「道行初音旅」では、満開の桜を背景に、静御前と忠信(実は源九郎狐)の連れ舞、そして、忠信が語る勇壮な軍(いくさ)物語へと、舞台が華やかに展開します。

「河連法眼館」では、狐の本性を顕した源九郎狐が、親を慕う心を切々と訴えます。独特の台詞回し「狐詞(きつねことば)」や「狐手(きつねで)」で、狐の特徴を巧みに表現します。本物の佐藤忠信と源九郎狐との演じ分けや早替りもみどころです。

義経から〈初音(はつね)の鼓(つづみ)〉を与えられた源九郎狐は、喜び勇んで義経の守護を約束し、古巣へと帰って行きます。親を想ういじらしさや忠義を尽くす誠実さなど、魅力溢れる役どころです。

源九郎狐(尾上菊之助)©松竹株式会社

五代目、六代目、そして当代の菊五郎へと音羽屋代々に受け継がれた忠信を、菊之助が演じます!

国立劇場 令和2年3月歌舞伎公演【小劇場】 通し狂言 義経千本桜

平家討伐の大功を立てながら、兄の頼朝(よりとも)から追われる身となった源義経(よしつね)。その流転の旅を軸に、滅亡したはずの平家の武将が生きていたというフィクションや、人間の姿を借りた狐が義経と愛妾の静御前(しずかごぜん)に近付くという夢幻性豊かな構想により、物語がドラマチックに展開します。

あらすじ

【Aプロ】二段目(鳥居前・渡海屋・大物浦)

都落ちする義経。
船宿の主人の正体は……!?

都落ちする義経の前に、家臣の佐藤忠信(さとうただのぶ)が到着。義経は、後白河法皇から賜った〈初音(はつね)の鼓(つづみ)〉を静御前に渡し、忠信に守護を命じます。

西海での合戦後、船宿の主人・渡海屋銀平(とかいやぎんぺい)に姿を変え、幼い安徳帝(あんとくてい)を乳人(めのと)の典侍の局(すけのつぼね)と共に守護する平知盛は、義経に海上で戦いを挑みます。

【詳細あらすじはこちら】

文化デジタルライブラリー舞台芸術教材
「義経千本桜」二段目
大物浦の場(豊原国周筆、明治29年[1896]4月市村座)国立劇場所蔵
【Bプロ】三段目(椎の木・小金吾討死・鮓屋)

無頼漢・権太の葛藤と悲劇

平維盛(これもり)の妻・若葉の内侍(わかばのないし)、若君の六代(ろくだい)、家来の小金吾(こきんご)は維盛を尋ねる旅の途中、いがみの権太に金を奪われ、小金吾は、都から来た追手と激しく争い、討ち死にします。

権太は、父の弥左衛門(やざえもん)が維盛を匿うと知り、内侍と六代を捕らえ、維盛の首と併せて源氏方に渡します。弥左衛門は、怒りのあまり、権太を手に掛けますが、そこで権太は初めて、思いもかけなかった真相を明かします。権太の血を吐くような思いとは……!?

【詳細あらすじはこちら】

文化デジタルライブラリー舞台芸術教材
「義経千本桜」三段目
鮓屋の場(歌川豊斎筆、明治33年[1900]4月歌舞伎座)国立劇場所蔵
【Cプロ】四段目(道行初音旅・河連法眼館)

〈初音の鼓〉に隠された秘密

吉野に落ち延びた義経を訪ねる静御前。付き随う忠信は、静が持つ〈初音の鼓〉になぜか心惹かれる様子。そして、義経のもとに、もう一人の忠信が! 静に同行した忠信の正体は、狐(源九郎狐)であると判明します。

親狐の皮が張られた〈初音の鼓〉を慕う狐の様子に、義経は心を打たれ、狐に鼓を与えます。狐は大いに喜びながら、いずくともなく去って行くのでした。

【詳細あらすじはこちら】

文化デジタルライブラリー舞台芸術教材
「義経千本桜」四段目
河連法眼館の場(歌川周重筆、明治15年[1882]9月春木座)国立劇場所蔵
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