年の瀬もおしつまった12月21日(水)、国立文楽劇場1階文楽茶寮を会場にして、国立文楽劇場友の会会員限定イベント、第111回「文楽のつどい」を催しました。
今回は文楽技芸員と友の会会員との交流を深める趣旨で、午後のひととき、茶話会の形式でケーキセットを味わいながらの開催となりました。
竹本文字久太夫、竹澤宗助、文楽技芸員お二人をゲストに、落語作家のくまざわあかね氏を聞き手に、演者の素顔に迫る催しとなりました。
初春文楽公演「奥州安達原」「本朝廿四孝」に対する取り組みと抱負、12月東京公演「仮名手本忠臣蔵」にかけた思いなどのお話、さらに2月東京公演「曽根崎心中」の「生玉社前の段」に出演されるお二人からは、竹本住太夫師匠の厳しい稽古のようすについてのお話もありました。
年末、年始の師匠方への挨拶廻りのしきたりや、それぞれのプライベートな趣味の話題など、幅広く、興味深いお話が続き、会員のお席近くでのふれあいのひとときもあって、時間がたつのを忘れる90分でした。
終わりにサイン入りの色紙やカレンダーが当たる抽選会もあって、盛り上がりました。演者との交流がより深まった「つどい」終了後は、お客様をロビーでお見送りをしました。
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