御礼―開場50周年記念事業を終えて

茂木七左衞門
独立行政法人日本芸術文化振興会
理事長 茂 木 七左衞門

日本芸術文化振興会では、国立劇場開場50周年を記念し、昨年9月から本年3月まで様々な公演等を実施してまいりましたが、盛況のうちにすべての記念事業を行うことができました。これもひとえにお客様のご愛顧と関係各位のご支援の賜物と存じ、厚く御礼申し上げます。

大小劇場における記念公演といたしましては、歌舞伎、文楽で、三大名作のひとつ「仮名手本忠臣蔵」を全段通して上演するなど、各月で意欲的な公演を行い、舞踊、邦楽、雅楽、声明、民俗芸能、琉球芸能、特別企画の各公演では、豪華で多彩な出演者による国立劇場ならではの企画でお楽しみいただきました。

記念展示といたしましては、三井記念美術館における「日本の伝統芸能展」、伝統芸能情報館における「国立劇場50年の歩み展」を開催し、長年にわたる資料収集等の成果をご覧いただきました。また、公演記録鑑賞会、伝統芸能サロンなどでも50周年に因んだ特別企画を実施いたしました。大勢のお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。

弊振興会は、引き続き事業内容の充実とサービスの向上を図り、これからの50年へ向けて着実に歩みを進めてまいる所存でございます。今後とも皆様のご愛顧とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

平成29年3月27日
独立行政法人日本芸術文化振興会
理事長 茂 木 七左衞門
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