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【千駄ヶ谷だより】 音阿弥と「名取ノ老女」 (7月28日企画公演)

 7月の国立能楽堂公演は、本年が没後550年にあたる音阿弥を特集します。
 音阿弥(1398-1467)は、世阿弥の弟・四郎の子、観世座の三世大夫。「希代上手・無双当道」と評され、技芸においては世阿弥や金春禅竹にも勝る役者だったようです。
 28日の企画公演〈復曲再演の会〉では、平成28年3月に国立能楽堂が復曲した能「名取ノ老女」を再演します。この能が上演された記録の初出は、能楽史上有名な寛正5(1464)年の「糺河原勧進猿楽(ただすがわらかんじんさるがく)」です。その三日目の御乞能(アンコール)として音阿弥が演じた記録が残っています。音阿弥はその翌年にもこの能を上演していますので、この能を得意としていたのかもしれません。名手として絶大な人気を博した音阿弥が、晩年いかにこの老女を演じたか非常に興味深いものがあります。

 昨年の「名取ノ老女」復曲初演時には〈復興と文化〉という企画のなかでの上演でした。老女を梅若玄祥、護法善神を宝生和英の組み合わせで一度、大槻文藏と金剛龍謹の組み合わせで一度上演し、いずれもお客様から大変ご好評をいただきました。今回は老女を梅若玄祥、護法善神を金剛龍謹の配役で上演します。
 今回も名手・音阿弥を偲ぶに相応しい重厚にして清新な配役に期待が高まります。待望の再演をどうぞお見逃しなく!


平成28年3月「名取ノ老女」 (左から:名取ノ老女・梅若玄祥、孫娘・松山絢美、熊野山伏・殿田謙吉)



 能面「老女」(復元)


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