日本芸術文化振興会トップページ  > 国立能楽堂  > 【2月企画公演】 松浦佐用姫と「ヒレフリ伝説」

国立能楽堂

【2月企画公演】松浦佐用姫と「ヒレフリ伝説」

能「松浦佐用姫(まつらさよひめ)」の主人公・佐用姫は、古代の肥前の国松浦(現在の佐賀県唐津市)にいたとされる伝説の人物。
朝廷の命により百済を救援するため、兵を率いて松浦潟に停泊した大伴狭手彦(おおとものさでひこ)と契りを結んだ佐用姫が、夫の船出の際に名残を惜しみ、鏡山(別名「領巾振山(ひれふりやま)」)の上から夫の船に向かって領巾(ひれ:女性の装身具で肩から腕にかける長い細布)を振ったという「ヒレフリ伝説」が知られています。

古くは『万葉集』や『肥前国風土記』などに見られる佐用姫の伝説は、時代とともにさまざまに形を変え、その最期は、狭手彦の形見の鏡を抱いて川に沈んだとも、夫の船を追ってたどり着いた加部(かべ)島で、悲しみのあまり泣き伏したまま石となったとも伝えられています。
佐用姫の化した「望夫石」は、のちに加部島の田島神社境内に遷され、現在も末社「佐用姫神社」として祀られています。

佐用姫像(唐津市・鏡山)
佐用姫像(唐津市・鏡山)

鏡山から松浦潟を望む
能「松浦佐用姫」は、昭和38年に25世宗家・観世左近が復曲初演し、その後世阿弥自筆本による復曲上演を経て、平成12年に26世宗家・観世清和により観世流の現行曲に加えられ、新たなレパートリーとして定着しています。今回は、シテ・松浦佐用姫の霊を大槻文藏が勤め、この劇的な作品を情感たっぷりに演じます。美しい松浦潟を舞台に繰り広げられる切ない悲恋譚をどうぞお楽しみください!
【企画公演】

公演情報詳細

国立劇場開場45周年記念
-観世文庫創立20周年記念-世阿弥自筆本による能

狂 言  御茶の水                               山本 則重(大蔵流)
能    松浦佐用姫                              大槻 文藏(観世流)

日時: 2012年 2月16日(木)午後6時30分開演 好評発売中!
料金:

正 面 5,500円
脇正面 4,300円(学生:3,000円)
中正面 3,100円(学生:2,200円)

予約:

電話  国立劇場チケットセンター(10時~17時)
0570-07-9900
03-3230-3000(PHS・IP電話)

インターネット予約  国立劇場チケットセンター

  • 平成24年度歌舞伎・能楽・文楽鑑賞教室のご案内
  • 会員募集中! 国立劇場友の会 あぜくら会
  • より身近に伝統芸能にふれる!文化デジタルライブラリー
  • 伝統芸能に興味津々 養成事業
  • 芸術の創造・普及活動を援助する 芸術文化振興基金