7月歌舞伎鑑賞教室公演『新版歌祭文―野崎村―』
中村福助記者会見
5月24日、7月歌舞伎鑑賞教室公演『新版歌祭文―野崎村―』に出演する中村福助を囲んでの記者会見が、都内で行なわれました。
福助のお光、松江の久松、そして東蔵の久作と、いずれも初役となるフレッシュな舞台に、期待が集まります。
この公演について、福助はつぎのように抱負を語りました。
「鑑賞教室」とか「歌舞伎のみかた」などというと、なんだか学校の延長みたいで難しそうに聞こえますが、「野崎村」は親子の情愛や若い男女の恋をテーマにしているので、現代にも通じるところがあって、ストーリーも大変分かりやすい。高校生の皆さんにも身近に感じてもらえる、とてもよくできたお話です。
近頃はどうしても、テレビなどの画面を通して受け身で見ることに慣れてしまっていますが、生の舞台に接しその場に参加していくことで、舞台と客席との関わり、親近感をぜひ味わってほしい。実は私自身も歌舞伎に専念しようと考えた高校2年の時に、「歌舞伎はこんなに面白いものだったのか」と改めて思ったのです。ですから高校生の皆さんの中に、同じように感じてくれる人がいてくれればと願っています。
今回の公演にあたっては、先輩の東蔵さんが久作を勤めてくださるので心強く、楽しみにしています。また「歌舞伎のみかた」の解説をする松江さんが、あとのお芝居で久松になって登場するので、お客様には、より親しみをもって見ていただけると思います。さらに芝喜松さん、芝のぶさんをはじめ、国立劇場歌舞伎俳優研修生出身の人たちがそれぞれ役を勤めますが、経験を積む貴重な機会でもあり、出演者はみな大変意欲的です。
「歌舞伎のみかた」では、スライドを使ってお芝居のあらすじをわかりやすく解説するほか、歌舞伎に因んだ十二支をテーマに、観客のみなさんにも舞台に参加してもらい、小さなお子さんにも楽しんでいただける工夫を考えています。
公演期間中の後半に設けられている「親子で楽しむ歌舞伎教室」は、入場料も安いので、ぜひとも親子一緒にお芝居を楽しんでほしいと思います。また13日と19日は、夜7時から「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」として公演しますが、これから海外で活躍するビジネスマンの人たちは、必ず日本文化について質問されますから、手近な体験としてお薦めしたいですね。
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