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【5月文楽公演】六代豊竹呂太夫襲名披露 会見の様子

 平成29年国立劇場5月文楽公演にて、豊竹英太夫改め六代 豊竹呂太夫の襲名披露が行われます。襲名披露狂言は『菅原伝授手習鑑』の「寺子屋の段」です。
 公演に先立ち、襲名披露会見が行われ、豊竹英太夫が襲名に向けて思いを語りました。

豊竹英太夫


 私の祖父・豊竹若太夫の前名が三代目の呂太夫でした。私の祖父は、この「呂太夫」という名前を大切にしておりました。「若太夫」という竹本義太夫の次に当たるような大名跡を継いでいたにも関わらず、若太夫時代に使っていた床本にも「呂太夫」と書いてあります。それほど、祖父が「呂太夫」という名前を愛していたのがわかります。この「呂太夫」を私が継がせていただくのは、本当に光栄の至りで、身が引き締まる思いがしています。

 平成29年は、私が入門してちょうど50年になります。年齢も70歳になります。一昨年頃から、ようやく太夫のコツといいますか、トンネルの先に明かりが見えてくるような「これや!」というものが芽生えてきました。いままで無我夢中でやってきたのですが、ようやく師匠が言っていたことが見えてきたなと思っているところで、先輩方から襲名のお話をいただきました。以前から「70歳を区切りに、より一層やるぞ」と考えていたので、襲名以降、さらに頑張っていきたいです。

 襲名披露狂言の「寺子屋」は祖父の十八番の一つです。私も何度か語らせていただいており、好きな曲です。弟子の希太夫も私の「寺子屋」を聞いて、私を師匠にしようと決めたと聞いています。私にとって大変思い入れのある演目を襲名披露狂言にできるのは、嬉しい限りです。それぞれの首(かしら)に応じた音階や発声というものを把握するのが大切だと思っています。


 5月文楽公演の第一部に、『菅原伝授手習鑑』を上演します。松王丸・梅王丸・桜丸の三つ子の兄弟とその家族の物語を中心とした場面をお送りします。演目の途中に「豊竹英太夫改め六代豊竹呂太夫襲名披露 口上」を挟み、「寺入り」そして襲名披露狂言の「寺子屋」と締めくくります。
 第二部は『加賀見山旧錦絵』を上演します。東京・国立劇場では、14年ぶりの上演となります。局岩藤に責められたことで自害する中老尾上、そして尾上の召使お初が岩藤を討ち取る「女忠臣蔵」とも呼ばれる作品です。今回は、主君に仕える忠義一徹で生きてきた鳥井又助が悲劇に巻き込まれる「又助住家」を前につけた丁寧な形でご覧いただきます。

5月文楽公演 5月13日(土)~29日(月)
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