日本芸術文化振興会トップページ  > 国立劇場  >  【7月歌舞伎鑑賞教室】記者会見を行いました!《続報》

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尾上菊之助・中村梅枝
7月歌舞伎鑑賞教室『義経千本桜』記者会見

 5月29日(金)、7月歌舞伎鑑賞教室の記者会見が行われ、『義経千本桜』(渡海屋の場・大物浦の場)に出演の尾上菊之助と中村梅枝が、公演に向けての意気込みを語りました。


(左より)尾上菊之助、中村梅枝


       

尾上菊之助 (渡海屋銀平実ハ新中納言知盛)
念願の知盛を

 「渡海屋(とかいや)」と「大物浦(だいもつのうら)」の魅力を一言で言うと、「滅んでゆく人々のドラマ性」にあると考えています。碇を巻き付けて海中に沈んでいく知盛(とももり)の壮絶な最期の場面は、いつの時代でも、お客様の心に深く刻み込まれていると思います。
 そういった悲劇性に惹かれ、いつか知盛に挑戦したいと考えていました。今回機会をいただき、私にとっては挑戦の夏になります。
 一番印象に残っている「渡海屋」「大物浦」は、知盛を播磨屋の岳父(中村吉右衛門)が、典侍の局を神谷町のおじさん(7代目中村芝翫)がなさった舞台です。今回の舞台では、播磨屋の岳父に監修をお願いします。「私が教えられることは、全て教える」と言われ、心強く感じるとともに、幸せなことだと思っています。
 この役は、銀平の颯爽とした姿や、知盛の平家の大将としての勇ましさや執念深さなど、求められる演技が局面ごとに変わっていくところに、難しさと面白さがあります。但し、その技術だけに走ってしまうと、『義経千本桜』という太い幹を細くしてしまいます。技術を大事にしながら知盛という大きな役を豪快に演じることが、目標です。
 歌舞伎を初めてご覧になる方は、あらかじめストーリーを大まかにつかんでいただき、あとは役者にお任せください。きっと歌舞伎の魅力を感じていただけると確信しております。



 

中村梅枝 (銀平女房お柳実ハ典侍の局)
大役中の大役に挑む

 今回、女方の中でも大役中の大役である典侍の局(すけのつぼね)を勤めさせていただきます。お話をいただいた時、私にできるか不安でした。(坂東)玉三郎のおじさまや(中村)魁春のおじさまが勤めるようなお役です。菊之助の兄さんが挑戦とおっしゃっていましたが、私にとっても挑戦です。真摯に取り組み、一カ月でどこまで出来るかわかりませんが、菊之助の兄さんと一緒に良い舞台を作ることができればと思っております。
 初めて歌舞伎を観る方の中には、言葉が難しく、苦手に感じる方がいらっしゃると思います。菊之助兄さんもおっしゃっていましたが、前もって大まかなストーリーを読んでおくと、お芝居に入りやすいです。劇場に観に来ていただければ、感動する部分は絶対にありますので、是非、ご覧ください。


 滅びゆく平家の悲劇を勇壮かつ圧巻のスケールで描いた『義経千本桜』。その中の屈指の名場面である「渡海屋」「大物浦」で、尾上菊之助が銀平実ハ知盛に、中村梅枝がお柳実ハ典侍の局に初役で挑みます。注目の舞台をお見逃しなく!

7月歌舞伎鑑賞教室は7月3日(金)から24日(金)まで

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