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9月文楽公演第二部『妹背山婦女庭訓』ゆかりの地を巡って来ました。
吉田和生・桐竹勘十郎・吉田玉男が「道行恋苧環」で初めてそろう必見の公演!

 9月文楽公演の第二部で上演される『妹背山婦女庭訓』では、橘姫を吉田和生が、お三輪を桐竹勘十郎が、求馬実は藤原淡海を吉田玉男が遣います。和生、勘十郎、玉男の同期三人が、道行の名作「道行恋苧環(みちゆきこいのおだまき)」で初めてそろう必見の公演です。

 8月4日(火)、『妹背山婦女庭訓』「井戸替」「杉酒屋」「道行恋苧環」の舞台となった奈良県桜井市三輪を、和生、勘十郎、玉男が巡り公演のPRを行いました。
 最初に訪れたのは、物語のベースとなる伝説に関係の深い大神神社(おおみわじんじゃ)です。神社の拝殿で、公演の成功を祈願しました。

成功祈願の様子


(前列左より)吉田和生、桐竹勘十郎、吉田玉男 

 祈祷、お祓い、祝詞、神楽奉納に続き三人が人形を遣い、玉串を奉奠しました。 


橘姫(吉田和生)


お三輪(桐竹勘十郎)

求馬(吉田玉男)

大神神社と『妹背山婦女庭訓』


 大神神社に祀られている大物主大神(おおものぬしのおおかみ)には、次のような伝説があります。
 
 かつて、この土地に住んでいた活玉依姫(いくたまよりひめ)のもとへ、毎晩麗しい若者が訪ねてきます。二人はたちまち恋に落ち、依姫は身籠りますが、依姫の両親は若者の正体を怪しみます。
 ある晩訪れた若者が寝ている間に、彼の服に糸巻きの糸を付け、翌朝若者がいなくなると、糸の後を追います。糸は、鍵穴をすり抜け、山まで続いていました。若者の正体が、この山を神体とする大物主大神ということが分かります。その際、糸巻きに残った糸が三巻きだけだったことから、この地を”三輪”と呼ぶようになりました。

 今回、和生、勘十郎、玉男の同期三人で初めてつとめる「道行恋苧環」では、上記の伝説が巧みに取り入れられています。
 橘姫の正体を知りたい求馬は、苧環〈糸巻き〉の糸を橘姫の服に付け後を追いかけます。求馬に恋するお三輪も、糸を求馬の服に付けその後を追います。
 求馬を追いかけるお三輪には、壮絶な出来事が待ち受けています。全ては、蘇我入鹿を倒すために仕組まれた悲劇だったのです……。


お酒の神様と美酒の土地・三輪


拝殿の杉玉の下で記念撮影
(左より)和生、玉男、勘十郎


 大物主大神は「古事記」や「日本書記」の記載により、酒造りの神様としても有名です。全国の酒造で”新酒が出来た合図”として飾られる杉玉は、大神神社の境内の杉の枝から作られるのです!三輪は美酒の土地としても有名であり、お三輪の家も造り酒屋であることから、この土地ならではの要素を作品に取りこんでいることが伺えます。

 次に訪れたのが、お三輪の家が営む酒屋のモデルとなった今西酒造。こちらで和生、勘十郎、玉男がそれぞれ公演に対する意気込みを語りました。
 その様子は後日掲載します。続きをお楽しみに!! 

 

9月文楽公演
(9月5日~21日まで)
チケット絶賛発売中!!
【国立劇場チケットセンター】
《電話》(午前10時~午後6時)
0570-07-9900
03-3230-3000(一部IP電話等)
《インターネット》
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