日本芸術文化振興会トップページ  > 国立劇場  > 9月特別企画公演「日本の太鼓」魅力あふれる囃子の数々!

国立劇場

トピックス

9月特別企画公演「日本の太鼓」魅力あふれる囃子の数々!

 
 今回で34回目となる「日本の太鼓」。この間、民俗芸能を中心に音楽性を追及した創作太鼓や新しい地域の芸能として生まれた太鼓など、さまざまな響きを放つ「太鼓」を紹介してきました。今年も選りすぐりの4つの太鼓(和太鼓集団志多ら、能楽 囃子組曲、三社祭礼囃子、阿波おどり)を上演します。
 それでは出演の順番にご紹介します。

 最初に登場するのは、愛知県の中でも山深い奥三河を拠点として活動する和太鼓集団志多らです。
 奥三河は、長野県の諏訪湖から伊那谷を通って静岡へ流れる天竜川流域に位置します。江戸時代を通じて物流の大動脈であった天竜川流域は、多様な文化や人は交錯する場となり、花祭のほか、昨年の民俗芸能公演で上演した「新野の雪祭り」、そして田楽踊りや人形芝居などが数多く伝わる、民俗芸能の宝庫としても知られます。
 さて、志多らが奥三河の北設楽郡を拠点としたのは、なんと偶然の賜物でした。愛知県で結成の後、大きな音のでる太鼓を練習する場所を探していた時に紹介されたのが現在も拠点としている東栄町の廃校でした。
 当時のメンバーは、ここで太鼓奏者としての研鑽を重ねていきました。またこの地で生活をする中で、大地を踏み清め、自然に感謝する「花祭」に出会ったのです。花祭と関わることで雄大な大自然や荘厳かつ勇壮な花祭の雰囲気を感じさせる曲が生まれました。そして代表曲の1つ「志多ら舞」は、実際の花祭でも奉納されています。今年で結成25周年を迎える和太鼓集団志多らの演奏をお楽しみください。






ともに 志多ら「志多ら舞」


 次は能楽 囃子組曲です。
 2008年に歌舞伎や人形浄瑠璃文楽とともにユネスコの無形文化遺産に指定された能は、現在まで継承される世界最古の演劇ともいわれます。この能における囃子は、その演劇を構成する重要な音楽的要素のひとつです。
 能の囃子は、笛、小鼓、大鼓、太鼓の4つの楽器で構成されるために「四拍子」と呼ばれ、謡や舞とともに囃すことで場面の情景や登場人物の心情などを表現しています。今回は能楽囃子の魅力を知っていただくために、能楽囃子太鼓方観世流の観世元伯の構成により、その特徴的な部分や聴きどころをふんだんに盛り込んだ組曲形式で上演します。演奏は、栗林祐輔(笛)、鳥山直也(小鼓)、大倉慶乃助(大鼓)、そして観世元伯(太鼓)の四名です。能独特の張り詰めた空間、また躍動感ある場面などを生み出す能楽囃子の魅力を存分にご堪能ください。

 後半の2つの太鼓については、来月のトピックスでご紹介します。乞うご期待!


公演情報の詳細はこちら
国立劇場9月特別企画公演「日本の太鼓」
チケット好評発売中
  • 国立劇場歌舞伎情報サイト
  • 寄席囃子研修生募集中 平成30年4月開講
  • 平成30年度歌舞伎・能楽・文楽鑑賞教室のご案内
  • 障害を理由とする差別の解消に関するご相談窓口
  • 会員募集中! 国立劇場友の会 あぜくら会
  • グループ・団体観劇のご案内
  • キャンパスメンバーズのご案内
  • 伝統芸能を「調べる」「見る」「学ぶ」文化デジタルライブラリー
  • 英語教材 Discover KABUKI
  • 養成事業 能楽・文楽・歌舞伎俳優・竹本・鳴物  研修生募集中! 平成29年4月開講
  • 国立劇場のマスコット くろごちゃん公式サイト
  • 観劇マナー入門 Q&A