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国立劇場

『壺坂霊験記』あらすじ紹介




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くろごちゃん

 こんにちは。くろごちゃんだよ。
 初めて歌舞伎を観る時は、まず、演目のあらすじをあらかじめ知っておくと、分かりやすいよ。登場人物の台詞(せりふ)や、舞台上手で演奏される義太夫節(※)の詞章も理解しやすくなり、より楽しめるようになるんだ。
 今回は、『壺坂霊験記』のあらすじを紹介するね。

(※)…三味線の伴奏に合わせて太夫(たゆう)が物語の内容を語る。歌舞伎では、義太夫節を演奏する人たちを“竹本”と呼び、登場人物の心境や言葉、場面の状況などを説明します。また、舞台を音楽的に盛り上げます。


 『壺坂霊験記』の登場人物は、眼の見えない座頭沢市とその女房お里です。


座頭沢市(坂東亀三郎)

女房お里(片岡孝太郎)
 二人は仲睦まじく暮らしていましたが、お里が明け方になると黙って外出するので、沢市はお里に疑いを抱きます。
 周囲から「お里は美しい」と聞かされていた沢市は、お里に他に好きな男ができたのではないかと考え、その気持ちを打ち明けます。浮気を疑われたお里は、切々と沢市を思う胸の内を吐露します。実はお里は、沢市の眼が見えるようにと毎日欠かさず山の中の壺坂寺の観音様へ祈願に行っていたのでした。
 こうしたお里の気持ちを知った沢市は、疑ってしまった自分を恥ずかしく思います。そして、お里に感謝し一緒に観音様に詣でることにします。

 壺坂寺に着き、お祈りをしても、眼が見えるようにならないと落ち込みむ沢市。しかし、お里は壺坂の観音様の由来を語り、一心に祈れば願いは叶うと励まします。それならばこれから三日間、断食して祈願すると沢市は告げ、家の用事を片づけるようにとお里を家に帰します。一人残った沢市は、お里の愛情に感謝し、これ以上お里の重荷にならぬようにと自ら命を絶つことを決意。深い谷底へ身を投げます。

 そこへお里が壺坂寺へ戻ってきますが、そこに沢市の姿はありません。探し回るうちに、谷底の沢市の遺体を見つけます。嘆き悲しんだお里は、後を追って身を投げるのでした……。

 お互いを思い合うあまり、沢市は死に、お里は後を追ってしまいました。この悲劇の後に、二人に奇跡が起きます。
 ……続きは舞台でお楽しみに!!
 


「これでばっちり!!いざ劇場へ!!」

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