日本芸術文化振興会トップページ  > 国立劇場  > 坂田藤十郎・ 中村扇雀 11月歌舞伎公演『通し狂言 伽羅先代萩』の成功を祈願しました。

国立劇場

トピックス

坂田藤十郎・ 中村扇雀
11月歌舞伎公演『通し狂言 伽羅先代萩』の成功を祈願しました。

 9月22日(月)、11月歌舞伎公演『通し狂言 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』の成功祈願を実相山正覚寺(東京・目黒区)で行いました。
 正覚寺は、仙台藩4代藩主・伊達綱村の実母で主人公の乳人政岡のモデルとされる三沢初子が生前深く帰依し、伊達家とも由縁の深い寺院です。「奥殿(御殿)」の政岡を勤める坂田藤十郎と、「竹の間」の政岡を勤める中村扇雀が、初子の墓を訪れて線香を手向け、同寺院内の鬼子母神堂において公演の成功を祈願しました。


三沢初子の墓を訪れた坂田藤十郎と中村扇雀(右より)



三沢初子の銅像の前に並ぶ坂田藤十郎と中村扇雀(右より)




成功祈願を終えた後、坂田藤十郎と中村扇雀が公演の抱負を語りました。


坂田藤十郎(乳人政岡「奥殿」)
初役のような気持ちで




 政岡をたびたび勤めましたが、今でも、政岡というのはどういう人物だったのだろうかと、思いを馳せることがあります。
 国立劇場で前回演じた時(平成10年11月)、人形浄瑠璃の詞章を踏まえた演出を工夫し、試行錯誤したのを覚えています。
 役者というのは、以前演じたことのある役でも、新たに演じる時に抱いた気持ちを大切にするものだと思っています。そういう意味で、今回も、初めて政岡を演じるような気持ちがしております。
  栄御前(中村東蔵)も八汐(中村翫雀)も初役と聞いております。私も初役のような気持ちで演じさせていただくことになると思います。ご覧になるお客様にも、新鮮な舞台を感じていただければ嬉しいです。



中村扇雀(乳人政岡「竹の間」)
父の政岡に近づきたい




 平成16年11月の大阪松竹座で八汐を勤めた時、文楽の竹本住大夫師匠に稽古をつけていただきました。今回、政岡を初めて勤めるにあたり、その時のことを思い出しながら、父(坂田藤十郎)のように、義太夫狂言の基本となる人形浄瑠璃のエッセンスを取り入れたいと考えております。
 「竹の間」の政岡は、動きが少なく、終始耐えていますが、主君の身を案じる気持ちを表現しなければなりません。また、「奥殿」にもしっかりとつなげられるよう、父の政岡の風情・風格を意識しながら取り組みます。
 兄の(中村)翫雀や片岡孝太郎さん、他の場面には中村橋之助さんや坂東彌十郎さんたちが出演します。これからの歌舞伎を担う世代の方々と一緒に、魅力的な舞台を作り上げていきたいと思います。


 

 ”片はずし”と呼ばれる女方最高峰の大役・政岡を、親子競演の配役でお楽しみください。
 その他、中村梅玉の30年ぶりの足利頼兼と18年ぶりの細川勝元、中村東蔵の栄御前、中村翫雀の八汐、中村橋之助の仁木弾正、坂東彌十郎の荒獅子男之助と渡辺外記左衛門、片岡孝太郎の沖の井など、充実のキャストが揃いました。当劇場初の『伽羅先代萩』通し上演をお見逃しなく!



公演の詳細はこちら

国立劇場11月歌舞伎公演『通し狂言 伽羅先代萩』は11月2日(日)から25日(火)まで
  • 平成28年度歌舞伎・能楽・文楽鑑賞教室のご案内
  • 障害を理由とする差別の解消に関するご相談窓口
  • 会員募集中! 国立劇場友の会 あぜくら会
  • グループ・団体観劇のご案内
  • キャンパスメンバーズのご案内
  • 伝統芸能を「調べる」「見る」「学ぶ」文化デジタルライブラリー
  • 伝統芸能に興味津々 養成事業
  • 国立劇場のマスコット くろごちゃん公式サイト
  • 観劇マナー入門 Q&A