採用情報

先輩職員からのメッセージ(総務企画部総務課 S・T)

採用年月 令和2年4月
出身学部 環境歴史学専攻 修士了
所属部署 総務企画部総務課
簡単な業務内容紹介 HPでの情報発信や印刷物刊行を通じた国内外への事業施策の広報

質問

入職を決めた理由を教えてください。

答え

 私は大学で日本文化を勉強し、伝統芸能もその頃から興味を持ちました。卒業後に1年半働いたのち、かねてから希望していた環境哲学を学ぶため、スウェーデンの大学院へ留学しました。そこでは文学作品等の文化芸術からどういった環境思想が汲み取れるのかといったことを学び、改めて日本文化への興味が高まりました。
 帰国後は、日本の文化芸術に関われる仕事を探し、日本芸術文化振興会に行き着きました。単に公演を行うだけでなく、歌舞伎や文楽など伝統芸能伝承者の養成事業や基金による助成事業など、幅広い事業展開に魅力を感じました。
 私生活では、8歳から空手を習い、大学では少林寺拳法に取り組んでいました。それぞれで黒帯を取得し、現在は躰道を修練しています。武道と伝統芸能は、身体の使い方がとても似ています。幼い頃から武道一筋の私が、伝統芸能を見て強く感動を覚えるのは、そうした背景があるからかもしれません。

質問

現在の仕事内容を教えてください。

答え

 日本芸術文化振興会では、多種多様な伝統芸能の公演をはじめ、伝統芸能に関する調査研究、伝統芸能伝承者の養成、さらには文化芸術団体を支援する基金など幅広い事業を展開しています。私が所属する普及渉外係は、HPでの情報発信や印刷物の刊行、撮影等の取材対応を通じて、そうした施策を広報する役割を担っています。また、私は国際係も兼務しているので、海外に向けた広報も同時に推進しています。
 刊行物は主に3種類あり、来場者へ配布する月刊の「日本芸術文化振興会ニュース」、会社案内に相当する「日本芸術文化振興会概要」、そして年次報告書の「日本芸術文化振興会要覧」です。各部門から集めた原稿を編集・入稿し、校正の取りまとめを行うのが主な業務です。
 以前、「日本芸術文化振興会ニュース」を毎月コレクションしている方から、コロナ禍で劇場に行けなかった期間のバックナンバーがほしいと連絡をいただいたことがありました。そこで、該当の号をお渡ししたところ、思いのほか喜んでいただけまして、嬉しかったです。「日本芸術文化振興会ニュース」は昭和43年から続いているのですが、歴史の一端を担っていることにやりがいを感じています。

質問

今後の目標を教えてください。

答え

 今後は、さまざまな部署に異動して幅広い業務を経験することになると思います。どんなポジションであっても、新しいことに積極的に向き合っていきたいですね。もともと、新しい分野を知ることが好きなので、「次は何が待っているのだろう」と、前向きな気持ちでいます。
 また、私にはもうひとつ目標があります。国立劇場は、令和5年の秋以降、再整備のための休館期間に入る予定です。新たな国立劇場に生まれ変わった後、広報もアップデートし、新しいプランニングが必要になるでしょう。そうなった時に、これまで積み重ねてきた普及渉外係としてのスキルを何からの形で活かすことができたら嬉しいです。そのためにも、今の業務をもっと掘り下げ、知識を身に付けていきたいと思っています。
 そして、プライベートでは、躰道で3本目の黒帯を獲得したいですね。オン・オフどちらも充実できる環境があることも、日本芸術文化振興会の魅力だと思います。