日本芸術文化振興会トップページ  > 国立劇場あぜくら会  >  あぜくらの集い 「復曲素浄瑠璃を聞く会」 -復曲の現場に立ち会う―

トピックス

あぜくらの集い 「復曲素浄瑠璃を聞く会 -復曲の現場に立ち会う―」
『大塔宮曦鎧』 身替り音頭の段

国立劇場では文楽の演目のレパートリーを増やすために、現在伝承が途絶えた曲を、文楽公演での上演を目指して復活し検討をする事業を行っております。
今回は、明治25(1892)年以降上演されていない『大塔宮曦鎧(おおとうのみやあさひのよろい)』三段目「身替り音頭の段」を、野澤錦糸が三味線の朱(三味線の楽譜)をもとに復活いたします。
鎌倉幕府との戦いに敗れ、後醍醐天皇は隠岐へ流され、帝の若宮の命も風前の灯です。帝に心を寄せる人々は何とか宮の命を助けようと身替りを仕立てます。若宮が子ども達と一緒に可憐に音頭を踊っている時、鎌倉方の上使・斎藤左衛門は刀を抜き放ち、子どもの首を刎(は)ねるのですが、その首は…。
このたびは、120年ぶりに復活される試演の場に、あぜくら会の皆様を特別にご招待いたします。皆様のご来場を心からお待ちしております。

竹本文字久大夫
竹本文字久大夫

野澤 錦糸
野澤 錦糸

日 時 平成24年3月23日(金) 
開場    午後1時30分
開演    午後2時
(終演予定 午後5時)
ゲスト 竹本文字久大夫、野澤錦糸
会 場 国立劇場伝統芸能情報館 3階レクチャー室
お申込み方法 詳細は会報「あぜくら」2月号の23ページをご覧ください。
*お申込みはあぜくら会員の方のみとさせていただきます。
お問い合わせ あぜくら会事務局 03―3264―0555(営業時間:平日午前10時~午後5時)