平成30年初春歌舞伎公演

世界花小栗判官

1月3日(水)~27日(土)

初春にふさわしい華やかさと楽しさに溢れた舞台!!

平成三十年の幕開けを飾る国立劇場の初芝居では、中世以降語り継がれてきた「小栗判官」伝説を題材とした歌舞伎作品の決定版と言われる『姫競双葉絵草紙』を新たに補綴し、全体のテンポアップを図ると共に、面白い趣向や演出を工夫して上演します。江戸時代の絵入り小説「絵草紙」が立体的になるような感覚でお楽しみいただけます。

主な出演者・配役

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ご観劇料

特別席 12500円(学生8800円)1等A席 9800円(学生6900円)1等B席 6400円(学生4500円)2等A席 4900円(学生3400円)2等B席 2700円(学生1900円)3等席 1800円(学生1300円)

チケットのお申し込み

予約開始 12月6日[水]午前10時~窓口販売開始 12月7日[木]午前10時~[営業時間 午前10時~午後6時]※窓口販売用に別枠でのお取り置きはございません。
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アクセス

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〒102-8656 東京都千代田区隼町4-1
TEL:03(3265)7411(代表)

世界花小栗判官

善悪個性豊かな人物が躍動し、歌舞伎の魅力を存分に詰め込んだ「小栗物」の決定版

中世以降語り継がれてきた「小栗判官(おぐりはんがん)」伝説。語り物の源流と言われ、近世初頭にかけて流行した芸能「説経節(せっきょうぶし)」の中に取り入れられ、すれ違いを繰り返しながら艱難辛苦を乗り越える小栗判官と恋人の照手姫(てるてひめ)の物語が、各地の寺社の縁起や霊験譚を絡めながら形成され、広く親しまれるようになりました。

その後、歌舞伎や人形浄瑠璃とも結びつき、時代時代の環境や好みに合わせて様々に脚色され、「小栗物」と呼ばれる系統を生みました。「小栗物」の歌舞伎作品の決定版と言われているのが『姫競双葉絵草紙(ひめくらべふたばえぞうし)』です。現存する資料によると、寛政12年(1800)9月大坂・角の芝居が最古の上演記録ですが、幕末・明治期の上方では、二の替り(初春興行)の定番作品として頻繁に上演されていました。先行作品の趣向や設定を巧みに取り入れながら、善悪個性豊かな登場人物を配し、四季の移ろいを織り交ぜ、波瀾に富んだ展開で、物語を構成しています。

平成30年の幕開けを飾る国立劇場の初芝居では、『姫競双葉絵草紙』を新たに補綴し、全体のテンポアップを図ると共に、面白い趣向や演出を工夫して上演します。

あらすじ・見どころ

壮大なスケールで物語が展開する初芝居ならではの華やかさに満ちた舞台

時は室町時代、三代将軍・足利義満(あしかがよしみつ)の治世。足利家への復讐と天下掌握を企てる謎の盗賊・風間八郎(かざまはちろう)は、足利家の重宝「勝鬨の轡(かちどきのくつわ)」「水清丸の剣(すいせいまるのつるぎ)」を強奪します。足利家の執権・細川政元(ほそかわまさもと)は風間の野望の阻止を図り、風間に父を殺害された小栗判官は、紛失した重宝と風間の行方を詮議します。

風間と政元・判官の対決を軸に、歌舞伎の面白さを凝縮した見せ場が、全篇にわたって設けられています。スケールの大きな人物像が強烈な印象を与える風間の暗躍を中心に、荒馬・鬼鹿毛(おにかげ)を鮮やかに乗りこなす馬術の名手・判官の曲馬乗り、風間と政元との虚々実々の駆け引き、照手姫の危機を救う元・小栗の家臣浪七(なみしち)の命懸けの忠義と壮絶な立廻り、離れ離れになっていた判官と照手姫の邂逅がもたらす長者の後家お槙(まき)と娘お駒(こま)の悲劇、熊野権現の霊験が判官と照手姫に起こす奇跡など、幕切れまで舞台から目が離せません。

菊五郎の風間八郎、時蔵の細川政元・お槙、松緑の浪七・横山太郎(よこやまたろう)、菊之助の小栗判官ほか、近年の国立劇場の初芝居で復活通し狂言を手掛けてきたお馴染みの俳優陣が揃い、初春にふさわしい華やかさと楽しさに溢れた舞台を繰り広げます。ご期待ください。