歌舞伎公演ニュース

2018年2月23日

【3月歌舞伎】『増補忠臣蔵』が何倍も楽しめる!
くろごちゃんの『仮名手本忠臣蔵』あらすじ紹介(後編)

 3月歌舞伎公演は、“四代にわたる芸の継承”をテーマに、『増補忠臣蔵(ぞうほちゅうしんぐら)』『梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)』を上演します。

『増補忠臣蔵―本蔵下屋敷―』の予習のため『仮名手本忠臣蔵』のあらすじをくろごちゃんに教えてもらっている付き人さん。くろごちゃんは休憩におやつを食べて満足のようですが……。(前編はコチラ

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(⌒v⌒):あー、おいしかった!

付き人:(結局、プリンもアイスも食べた……。)

(⌒v⌒):お腹もいっぱいになったし、早速『仮名手本忠臣蔵』の九段目「山科閑居(やましなかんきょ)」のあらすじを紹介するね!

付き人:えっと、加古川本蔵(かこがわほんぞう)の妻の戸無瀬(となせ)と娘の小浪(こなみ)が塩冶(えんや)家の家老だった大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)を訪ねてくるんだっけ……?


豊国画「忠臣蔵八段目」


(⌒v⌒):ちゃんと覚えてたね。小浪は塩冶家の家老・大星由良之助の息子・力弥(りきや)の婚約者だったけど、塩冶判官(えんやはんがん)の刃傷事件をきっかけに塩冶家はお家断絶、家臣たちは浪人となったこともあって、両家の関係が絶えてしまっていたんだ。それでも戸無瀬は小浪を嫁入りさせるために山科まで来たんだよ。けれど、戸無瀬と小浪の願いは、由良之助の妻・お石(いし)にすげなく断られちゃう。

付き人:小浪、かわいそう……。

(⌒v⌒):他家へ嫁ぐ気はなく、力弥でないと嫌だと泣きじゃくる小浪。血のつながらない娘ながら小浪の想いを叶えてやれないことを嘆く戸無瀬。ついに、親子共々命を絶つ覚悟を決めるんだ。

付き人:ねぇ、ちょっと一途すぎない?!

(⌒v⌒):外から虚無僧の吹く尺八の音が聞こえる中、刀を振り上げる戸無瀬。そこにお石が止めに入り、祝言を許すと言う。

付き人:ああ、良かった。

(⌒v⌒):でも、なんとお石はその代わりに本蔵の首を引き出物に持って来いって。

付き人:急展開!

(⌒v⌒):刃傷事件の時、本蔵が塩冶判官を抱き留めたせいで、判官は本懐を遂げられなかったからね。そこに入ってきたのは虚無僧姿で様子をうかがっていた本蔵。本蔵がいまだに判官の仇討ちを果たせない由良之助親子を罵倒したところ、力弥に槍で刺される。


国貞画「假名手本忠臣蔵九段目屋間志奈屋敷雪降之段」


付き人:さらに急展開! 前に観たことがあってもドキドキハラハラしちゃうね。

(⌒v⌒):本蔵は自分の一連の行為が塩冶家の仇になったことを悔やんで、わざと力弥の手にかかったんだよ。そうすることで、娘を力弥と添わせてやりたいと思ったんだね。本蔵の覚悟を見抜いてその望みを受け入れた由良之助に、本蔵は娘の祝言の引き出物として由良之助に高師直(こうのもろのう)邸の絵図面を渡すんだ。

付き人:そっか、絵図面があれば師直への討入りも果たせるもんね! …ん? あれ? ちょっと待って。なんで本蔵は師直邸の絵図面を持っているの?

(⌒v⌒):いい質問ですね、付き人さん! なぜ、本蔵が絵図面を持っているのか? そもそも家老の本蔵が、虚無僧に変装してたった一人で山科を訪れてきたのは何故なのか?! 『増補忠臣蔵』を観れば、すべての謎が解けるんだ!

付き人:え~、そうなんだ! すごく気になる!

(⌒v⌒):若狭之助は中村鴈治郎が代々勤めた役でね、今回、当代の鴈治郎さんが初役で勤めるよ。

付き人:楽しみだねぇ。早く観たいなぁ。

◆◆◆

(⌒v⌒):「忠臣蔵」についてもっと知りたくなったら、文化デジタルライブラリーもチェックしてみて。『仮名手本忠臣蔵』のページにはムービーやクイズもあって作品について楽しく学ぶことができるよ♪

付き人:もう一つの演目『梅雨小袖昔八丈―髪結新三―』の作者・河竹黙阿弥のコンテンツもあります。『梅雨小袖昔八丈』のあらすじやみどころの紹介など、ぜひご覧になってください。

(⌒v⌒):国立劇場3月歌舞伎公演は3月3日(土)から! 楽しみにしててね。付き人さん、クイズで勝負しよ~。

~二人はパソコンの前でクイズに興じるのでした。~

3月歌舞伎公演は、3日(土)から27日(火)まで
12時開演
但し、16日(金)・23日(金)は
午前11時30分開演、午後4時30分開演の2回公演です。
(10日(土)・11日(日)は休演)

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