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国立文楽劇場友の会

イベントレポート

第115回文楽のつどいを開催しました<国立文楽劇場友の会>

12月25日(月)国立文楽劇場3階小ホールで、国立文楽劇場友の会会員限定イベント、第115回「文楽のつどい」を初春文楽公演第二部「良弁杉由来」にちなんで、開催いたしました。
最初に日本仏教史研究の西山厚先生に、東大寺の初代別當となった良弁僧正についてお話を伺いました。
奈良時代、聖武天皇がすべての人々の幸福を願って東大寺の大仏造立を発願し、その完成を支えた良弁僧正の事跡について、わかりやすく解説していただき理解を深めることができました。

続いて演劇ジャーナリストの広瀬依子氏を聞き手に、良弁僧正の人形については品格の表現が求められること、先代玉男師が持ち役とされていた役だけに師の表現に少しでも近づきたいなどのお話を、人形遣いの吉田玉男さんから伺いました。

休憩をはさんで、奈良市を中心に活躍されている「劇団良弁杉」の出演によるミュージカル絵巻「二月堂良弁杉」をご鑑賞いただきました。
大型紙芝居を背景に、子供たちのわらべ歌や子を失った母親の悲しみが歌われる作品です。

参加の皆さまからは「『良弁杉由来』について、解説・対談・ミュージカルと様々な角度から知り得る機会となった」などご好評をいただきました。

文楽のつどいは、国立文楽劇場友の会の会員限定イベントです。
国立文楽劇場友の会会員の方には、チケットの割引や会報の送付などの特典がございます。皆様のご入会をお待ちしております。詳細はこちらからご覧ください。