11月9日(水)に国立文楽劇場友の会会員イベントとして、「第110回文楽のつどい」バックステージツアーを開催しました。ふだん立ち入る機会がない文楽劇場の舞台裏を、錦秋文楽公演の休演日に技芸員の案内で、見学していただきました。
最初に、楽屋入口から廊下を通って、人形の並ぶ舞台裏へ御案内しました。
舞台上に移動して、竹本小住太夫、鶴澤清志郎、桐竹紋臣ら技芸員から、文楽廻しや船底など文楽独自の舞台の構造についての解説を聞き、大道具(屋台)の内部のようすなどをご覧いただきました。
今回の錦秋文楽公演の「勧進帳」は、花道を使用する演出でしたので、花道を解説の場所にしました。三味線を実際に持ってみる貴重な体験をすることができた会員もいらっしゃいました。
舞台上での安全を確保するため、参加人数を制限せざるをえませんでしたが、今後もバックステージツアーを開催したいと思っております。次回の開催をご期待ください。
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