50周年記念公演ニュース

2016年07月25日

吉田和生・桐竹勘十郎が『一谷嫰軍記』の成功祈願を行いました

 7月15日、国立劇場開場50周年記念9月文楽公演の出演者である吉田和生、桐竹勘十郎が『一谷嫰軍記』の題材となった一ノ谷の合戦ゆかりの地・須磨寺を訪れ、成功祈願と記者会見を行いました。

 9月文楽公演では、吉田和生が無官太夫敦盛を、桐竹勘十郎が熊谷次郎直実を遣います。過去の公演でも和生が妻相模、勘十郎が熊谷の夫婦の役で共演(国立文楽劇場平成22年錦秋文楽公演)するなど、須磨の地とゆかりの深い役を遣ってきた二人です。

 訪れた須磨寺(兵庫県神戸市須磨区)の創建は仁和2(886)年。開鏡上人が勅命を受けて、この地に聖観音菩薩像を本尊として奉祀したのが始まりとされます。正式名は上野山福祥寺ですが、古くから「須磨寺」の通称で親しまれてきました。源平の合戦にまつわる多くの史跡や重宝があることから「源平ゆかりの古刹」として知られています。

須磨寺本堂


 本堂での法要では、和生・勘十郎がそれぞれの人形を遣いながら焼香を行い、50周年記念公演の開幕を飾る9月文楽公演の成功を祈願しました。成功祈願の後には、寺内にある一ノ谷の合戦にまつわる史跡を巡りました。

吉田和生(無官太夫敦盛) 桐竹勘十郎(熊谷次郎直実)


 宝物館では、平敦盛愛用の笛と伝わる「青葉の笛」も展示されています。また一ノ谷の合戦の名場面である敦盛と熊谷の一騎討ちをモチーフとした「源平の庭」で記念撮影を行いました。

「青葉の笛」の前で 敦盛首塚
源平の庭にて


 記者会見では、和生・勘十郎が9月公演にかける意気込みや、国立劇場の50周年に際しての思いを語りました。その様子は後日掲載しますので続きをお楽しみに。

 文楽公演に限りませんが、作品ゆかりの地を訪れ、故事や作者の狙いに思いをめぐらせるのも古典作品を楽しむ上での一つの醍醐味と言えるでしょう。気になる公演や作品がありましたら、ゆかりの地を訪れてみてはいかがでしょうか。新たな発見や感動があるかもしれません。

9月文楽特設サイトの更新をお見逃しなく!!

国立劇場開場50周年記念9月文楽公演特設サイト
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