50周年記念公演ニュース

2016年12月03日

国立劇場開場50周年記念
12月文楽公演『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』
「開 幕」

 遂に、国立劇場開場50周年記念12月文楽公演『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』が初日を迎えました!

 第一部(午前10時30分開演)から第二部(午後4時30分開演)まで通して上演される『仮名手本忠臣蔵』。なんと上演時間が約10時間に及ぶ大掛かりな公演です。

 非常に注目が集まっている公演の、初日の舞台の様子をお届けいたします!

第一部(午前10時30分開演)

 第一部では、大序から六段目までを上演します。
 厳かな幕開きで大序が始まると、登場人物の思惑が次々に交錯していきます。



塩谷判官の妻・顔世御前を口説く高師直…
この横恋慕が物語の発端となります。


正義感の強い桃井若狭助は師直と険悪な関係に。
若狭助の家臣・本蔵は主人とお家を守るために苦心することに。


そして、運命のいたずらか、師直の苛立ちは判官に向かい、
侮辱に耐えきれなくなった判官は師直に斬りかかります。


さらに、判官の大事に居合わせることができなかった家来の勘平と
恋人のおかる。二人の悲しい運命は五段目、六段目へと続きます。

 幕開きから刃傷事件までをノンストップでお届けします。誰の、どの行動が事件につながっていくのか…緊張感溢れるドラマが展開します。
 そして、四段目では判官が由良助に思いを託して息絶える第一部の山場が、五段目と六段目では勘平とおかるを待ち受けていた悲劇が描かれます。



無念の思いと腹切り刀を由良助に託し、判官は静かに息絶える…


勘平とおかる――愛し合う二人の悲しい運命とは…

第二部(午後4時30分開演)

 第二部では七段目から十一段目までを上演します。
 判官の思いを背負う由良助が、祇園の茶屋で遊興にふけっているところから始まります。

 

酔っているようで本心の見えない由良助が、
遊女となったおかると出会います。勘平と早く再会したい、
そう願うおかるに由良助が身請けを切り出します。

 八段目と九段目では、登場人物たちの、武士としての、そして武士の妻としての本音と建前がぶつかり合います。



愛する大星力弥と結ばれたい――その一心で山科を目指す小浪。
そして温かく見守る母・戸無瀬。


しかし、塩谷家家臣にとって小浪の父・本蔵は憎むべき相手。
武士として、妻として、親として誇りを守り抜く姿が描かれます。

 そして、十段目「天河屋」は、平成10年12月公演以来18年ぶりの上演で、国立劇場では開場以来2度目となる上演の稀な場面です。討入りに向け着々と準備を進める由良助を支える町人・天河屋義平の武士にも勝る義俠心がみどころです。



由良助に武具の調達を任された義平。そこへ捕手が押し入ります。
息子に刀を向けられてもなお、義平は由良助への忠義を見せます。

 そして、物語は結末を迎えます。昇りゆく朝日とともに判官の墓所を目指す塩谷浪士たち…



その表情からは、清々しさを感じられます。

 国立劇場開場50周年記念の12月にふさわしい『仮名手本忠臣蔵』の全段通し上演。
 一日通してご覧になれば、まるごと「忠臣蔵」を楽しめます!
 また、大劇場では、12月歌舞伎公演『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』【第三部】を同時に上演しています!
 それぞれの魅力を見比べてみてはいかがでしょうか!

12月文楽『仮名手本忠臣蔵』特設サイトはこちら
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歌舞伎公演『仮名手本忠臣蔵』特設サイトはこちら
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