ご挨拶―開場50周年を迎えて

茂木七左衞門
独立行政法人日本芸術文化振興会
理事長 茂 木 七左衞門

平素より日本芸術文化振興会の諸事業に関しまして、深いご理解と温かいご支援を賜っておりますことに、厚く御礼申し上げます。

昭和41年11月に国立劇場が半蔵門の地に誕生いたしましてから、本年で50年という節目の年を迎えることとなりました。これもひとえに国立劇場をご愛顧いただいているお客様方のご支援の賜物と存じ、改めて厚く感謝申し上げます。

当振興会では国立劇場開場50周年を記念いたしまして、9月に式典および祝賀公演を開催いたします。また9月文楽公演から来年3月までのすべての自主公演を記念公演と銘打って上演いたします。50周年を寿ぐに相応しい演目、出演者を計画しておりますので、何卒ご期待いただければと存じます。

なお、平成32年(2020年)の東京オリンピック・パラリンピック競技大会へ向けた文化プログラムが10月より開催される予定でありますが、その助走として、本年より各劇場において「外国人のための鑑賞教室」を上演いたします。5月の文楽公演を皮切りに、歌舞伎、能楽、組踊の鑑賞教室を、日本語、英語、中国語そして韓国語の4カ国語の音声ガイドをご用意し、解説にも工夫を凝らして上演いたします。

そして、オリンピックの翌年、平成33年からは国立劇場は大規模改修に入りますが、4年後、平成36年に完成する新生国立劇場の開場には、大いにご期待いただきたいものと存じております。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

独立行政法人日本芸術文化振興会
理事長 茂 木 七左衞門
トップページへ戻る
ページの先頭へ