国立劇場の桜はいつから?

国立劇場の桜はいつから?

国立劇場開場当初の前庭写真を見ると、
今と大きく違うところがあります。

開場当初は、桜の木がありません。
今では、春になればたくさんの種類の桜が咲き、
大勢の方に楽しまれています。
前庭に桜の木が植えられたのは、いつなのでしょうか?

国立劇場に初めて桜が植えられたのは

国立劇場に初めて桜が植えられたのは、
現在の伝統芸能情報館が建っている場所にあった裏庭でした。
裏庭には、劇場の職員が退職記念として、昭和47年に「駿河桜」を、
昭和59年に「関山」をそれぞれ1本植樹しました。

前庭には平成6年に「八重紅枝垂」を3本植え、
平成12年には、裏庭の「駿河桜」から生まれた
新しい品種「駿河小町」1本のほか2種類の桜が、
翌13年には、伝統芸能情報館の建設を考慮し裏庭の2本が移植されました。
その後も、様々な種類の桜が少しずつ植えられ、
平成24年3月には、開場45周年記念の歌舞伎公演「一谷嫩軍記」に出演した
十二代目市川團十郎丈によって演目所縁の「熊谷桜」が植樹されました。
そして、今では合計8種類19本の桜が春に花を咲かせます。
種類によってすこしずつ咲く時期がずれているので、
長い期間桜を楽しむことができます。

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